【MTGRocks】記事情報:新コンボデッキの重要なピースが欠落している問題。



『タルキール:龍嵐録』の公開が進む中、新たに注目を集めているのが、「新生化」と「担炎の闘士」を軸とした強力なコンボです。
わずか5マナで大量の戦力を展開し、瞬時に勝利を狙えるこの動きは、特にパイオニア環境において新たなデッキタイプ誕生の兆しかもしれません。
コンボの構成と流れ
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必要なカード
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「担炎の闘士」(新カード):次に唱えるインスタント/ソーサリーをコピーする。
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「新生化」:クリーチャーを生け贄にしてマナコスト+1のクリーチャーをライブラリーから場に出す。
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コンボの手順(基本形)
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「担炎の闘士」を場に出し、「新生化」で生け贄に捧げる。
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「担炎の闘士」の能力により「新生化」がコピーされ、「新生化」が2回解決される。
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1枚目で「練達の魔術師、ナル・メハ」をサーチし場に出す(インスタント/ソーサリーをコピー)。
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残った「新生化」を「練達の魔術師、ナル・メハ」でコピー → 次は「灯の分身」をサーチ(「練達の魔術師、ナル・メハ」のコピー)。
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「灯の分身」は伝説でないため、複数並ぶ。
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この流れを繰り返し、「灯の分身」を限界まで展開。
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最後の「新生化」で全軍に速攻を与える「地割れの案内人」または代替カードをサーチ。
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「練達の魔術師、ナル・メハ」が複数体いるため、全体に+4/+4。そのまま攻撃して勝利!
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MTGアリーナでの問題点と代替案
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問題点
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キーカードである「地割れの案内人」がMTGアリーナに未実装。
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速攻付与がなければ、次ターンを待つ間に全体除去(例:「至高の評決」)で壊滅の危険あり。
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代替カード:「百発百中のカクタスフォーク」(アリーナ対応)
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パワー4以上の自軍に速攻+トランプルを付与(戦闘開始時)。
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注意点:速攻付与が「戦闘開始時」なので、除去に対してやや脆い。
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ただし「護法2」があるため、妨害はやや難しい。
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弱点と懸念点
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必要条件が多い
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2枚コンボ+5マナが前提。
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「灯の分身」を引いてしまうとコンボが機能不全に。
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テンポの遅さ
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赤単などの高速アグロには脆弱。手札事故や展開の遅れが命取り。
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除去耐性の弱さ
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「担炎の闘士」を出した瞬間に除去されると、「新生化」が不発に。
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例:「引き裂く流弾」などでのピンポイント除去に注意。
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安定性の確保が課題
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マナクリーチャーやドロースペルによる安定化が必要。
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「しっかりコンボを決めるための補助構成」がデッキビルドに求められる。
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まとめ:可能性は高いが実戦投入には工夫が必要な新コンボ
今回紹介された「担炎の闘士× 新生化」コンボは、わずか5マナで大量の戦力を展開し即勝利を狙えるという、非常に派手で夢のある動きです。
パイオニア環境では合法であり、紙でもアリーナでも試す価値があります。
ただし、その実用性はあくまで「適切な構築とサポートありき」です。
赤単のような高速ビートに弱く、「灯の分身」の事故リスクや除去耐性の低さなど課題は山積。
今後、安定性を高めるリストや補助カードの発見が進めば、Tier入りも夢ではありません。
新セット『タルキール:龍嵐録』の登場とともに、こうしたロマンと実用を兼ねたデッキが生まれる瞬間は、Magicの醍醐味とも言えるでしょう。
コンボデッキ好きの方は、今から試行錯誤を始めてみてはいかがでしょうか?
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