【MTGRocks】記事情報:新たなスタンダードのブリンクデッキ、『久遠の終端』のメカニズムを完全悪用。



最新セット『久遠の終端』が登場し、新メカニズム「ワープ」と「配備」がドラフト環境や構築に大きな影響を与えています。
中でもワープは特に注目されており、1日目のMagic Onlineスタンダードチャレンジではワープを中心に構成されたデッキが9位に入賞。
今回はその構築の仕組みと可能性を解説します。
キーワード能力「ワープ」の基本と悪用方法
-
ワープとは:通常のマナコストか、より軽いワープコストで唱えることができる。
ただしワープで出したクリーチャーはターン終了時に追放される。 -
追放される際、カードによっては「場を離れる時」の能力が誘発するため、一時的な展開でもアドバンテージを得やすい。
例:「反因果の残留」はワープで唱えた後、追放される際にカードを1枚引き、手札からパーマネントを1つ戦場に出せる。
ブリンク(追放→再登場)とのシナジー
-
ワープで出したクリーチャーが追放される前に「ブリンク」することで、本来の制限を回避し、場に残しつつ効果を何度も使える。
-
主なブリンク手段:
-
「水飛沫の門」:ワープで出した後すぐに1マナで追放可能。
-
「撚り合わせる双子」の出来事部分や「魅力的な王子」なども選択肢。
-
「忠実な馬、フォーチュン」は3ターン目に出しておくと、次ターン「反因果の残留」と連携してブリンクと攻撃が同時に可能に。
-
-
「量子の謎かけ屋」もワープで出しつつブリンクすることで、毎ターンカードドローしながら空中戦で圧倒可能。
-
「跳ねる春、ベーザ」はアグロ対策の切り札。
ブリンクで何度もライフを回復でき、赤系の速攻デッキを封殺する。
この構築の課題:安定性
-
ワープで活躍するクリーチャーは基本的に各4枚しか入れられないため、引けない場合や除去されると手札にあるブリンク呪文が腐ってしまう。
-
「魅力的な王子」や「フォーチュン」などは単体でも戦えるが、ワープシナジーがなければパワー不足。
-
対策案としては、他にも「登場時誘発能力」を持つクリーチャー(例:「池の預言者」など)を追加し、ブリンク先を確保する工夫が必要。
まとめ:ワープ×ブリンクの構築に今後も注目
『久遠の終端』のワープメカニズムは、コストを軽減しつつ一時的にクリーチャーを使い、追放を逆手に取る戦術が鍵になります。
構築戦ではブリンクを組み合わせることで大型クリーチャーを早期に場に定着させる戦術がすでに結果を出しており、今後さらに進化が期待されます。
「反因果の残留」や「量子の謎かけ屋」は今後のワープ系デッキの核として中心的な役割を果たすでしょう。
このような「踏み倒し系」ギミックに興味があるプレイヤーは、ぜひ早めにパーツを揃えておくことをおすすめします。
現在の相場ではまだ比較的安価で、「反因果の残留」は約149円前後です。
新メカニズムの真価が問われる今、ワープは構築戦でも確かな地位を築き始めています。
MTGRocks様にて記事が公開されました。
MTGRocks様の記事をチェック
コメント