新しいMTGの『霊気走破』のコモンカードがサイクリングコンボデッキで輝く。 – マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:新しいMTGの『霊気走破』のコモンカードがサイクリングコンボデッキで輝く。

 

 

 

 

MTGの最新セット『霊気走破』は、発売前の評価こそ控えめだったものの、実際にプレイされるにつれて各フォーマットでの影響力を発揮し始めている。
スタンダードやモダンに加え、 パウパー(コモン限定フォーマット)にも強化をもたらしていることが判明した。

特に「サイクリングストーム」デッキにとって、『霊気走破』の2枚の新カードが強力なアップグレードとなっている。
これまでTier2に甘んじていたこのデッキに、新たな可能性が生まれつつある。
今回はその新カードと、今後のメタでの展望について解説する。

要点解説

  • 「サイクリングストーム」デッキとは?

    • 基本戦略
      • 「サイクリング」能力を持つカードを大量に使い、墓地を溜めながらテンポよくドローを進める。
      • 「ドラニスの刺突者」でサイクリングするたびにダメージを与え、最終的に「墓の刈り取り」で墓地からクリーチャーを回収しつつ、一気に勝負を決める。
    • キーカード
      • 「ドラニスの刺突者」:サイクリングするたびに対戦相手にダメージを与える。
      • 「墓の刈り取り」:墓地に落ちたクリーチャーを手札に戻し、連続してサイクリングを行う。
      • 「遺棄地の恐怖」:サイクリングするたびにサイズが上がる代替フィニッシャー。
  • 『霊気走破』で追加された2つの強化カード

    1. 「溶岩族の砲兵」
      • 「ドラニスの刺突者」の代替カードとして機能する。
      • コストは1マナ多いが、より耐久力があり、デッキの安定性を向上させる。
      • 自身もサイクリング持ちであり、不要な場合は簡単に回せる。
      • 現在は1枚採用だが、今後採用枚数が増える可能性がある。
    2. 「キチン質の墓地歩き」
      • 主にサイドボードで4枚採用されている。
      • 墓地を活用する「サイクリングストーム」にとって、1マナで5/4というサイズを持つのは非常に強力。
      • 「ブレス攻撃」「殺し」「感電破」といった一般的な除去を耐えることができる。
      • メインデッキにはまだ採用されていないが、苦手なマッチアップに対して有効な選択肢となる。
  • 現在のパウパーメタと「サイクリングストーム」の立ち位置

    • 「バーン」デッキ
      • パウパー環境で最も強力なアグロデッキの一つ。
      • 「サイクリングストーム」は序盤の耐久力が低く、速攻デッキに対抗する手段が少ないため、対戦は厳しい。
    • 「フェアリー」デッキ
      • 「対抗呪文」や「呪文づまりのスプライト」による妨害が強力。
      • 「サイクリングストーム」はカウンターに弱いため、これらのデッキには苦戦しがち。
    • 「繁殖鱗コンボ」デッキ
      • パウパー環境における高速コンボデッキの一つで、「サイクリングストーム」よりも安定した勝ち筋を持つ。
      • 「サイクリングストーム」側は対抗策をほぼ持たないため、相性は悪い。
  • 今後の展望

    • デッキの安定性は向上
      • 「溶岩族の砲兵」の採用でコンボ成功率が上がるため、デッキの信頼性は増した。
      • 「キチン質の墓地歩き」の採用により、苦手なマッチアップでも戦いやすくなった。
    • ただし、環境の壁は厚い
      • パウパーのトップデッキである「バーン」「フェアリー」「繁殖鱗コンボ」には依然として弱く、大会で勝ち続けるのは難しい。
      • もし環境が変化し、これらのデッキが減少すれば、「サイクリングストーム」の順位が上がる可能性はある。

まとめ

『霊気走破』によって「サイクリングストーム」デッキは確実に強化された。
特に「溶岩族の砲兵」の採用によるコンボの安定性向上と、「キチン質の墓地歩き」の追加による耐久力の向上は大きなメリットだ。
しかし、パウパーのトップデッキとの相性を考えると、環境の変化がない限り、「サイクリングストーム」がTier1に浮上するのは難しいだろう。

それでも、新しいパーツの追加によって「サイクリングストーム」は進化を遂げた。
今後のメタゲーム次第では、このデッキがさらなる活躍を見せる可能性もあるため、注目しておく価値は十分にある。

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