MTGの最新スポイラーが「ユニバースビヨンド」の方向性に不安の声。 – マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:MTGの最新スポイラーが「ユニバースビヨンド」の方向性に不安の声。

 

 

 

 

 

Universes Beyond(UB)シリーズに対して不満を持つMTGプレイヤーは多く、その声は長らく繰り返されてきました。
風味とのズレやセット枚数の縮小などが主な不満点です。
ところが、TMNT(ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ)セットでは、これらに加えて「クリーチャー・タイプの不一致」という新たな論点が浮上しています。

要点解説

  • 「ユートロム」タイプの導入が議論を呼ぶ
    TMNTセットで公開された「大いなる脳ミソ、クランゲ」は、「ユートロム・戦士」という新たなクリーチャー・タイプを持ちます。
    TMNTの世界観では正当な分類ですが、MTGの既存タイプ体系とは整合性に欠けると感じるプレイヤーも多く、既存の「エイリアン」タイプの方が適切だったとの声が上がっています。

  • 「悪人」タイプ未採用に対する不満
    「スーパーシュレッダー」はMTGでは「ミュータント・忍者・人間」と表記されており、「悪人」という最近導入されたタイプがなぜ適用されなかったのか疑問視されています。
    MTGの開発責任者マーク・ローズウォーターは「キーワード過多のため見送った」と説明していますが、フレイバーテキストとの不一致に違和感を抱く声も。

  • クリーチャー・タイプの枠制限と混乱の懸念
    MTGカードにはタイプ行の文字数制限があり、「伝説のクリーチャー – ○○」のように書ける文字数は限られています。
    これ以上多くの汎用タイプ(英雄, 悪人, エイリアンなど)を加えると、デザイン面・プレイ上での混乱を招く可能性があり、実際に以前のセットでは混乱が発生しました。

  • IPホルダーの意向がデザインに影響
    Universes Beyondは他社IPとのコラボであり、カードデザインにおいても原作側の監修が入ります。
    「クランゲ」への「エイリアン」タイプ付与は、Nickelodeon側の意向で拒否された可能性が高く、ローズウォーターもこの点を示唆しています。

  • シナジー設計の難しさと将来への影響
    TMNTセットのようにセット枚数が少ないと、特定のタイプ(今回で言えば「ユートロム」)に関連するシナジーが少なく、統率者戦などでの活用が難しい状況になります。
    このようなタイプが増え続けることで、長期的にはカード設計のバランスにも影響を及ぼすと懸念されています。

まとめ

今回のTMNTセットにおけるクリーチャー・タイプの選定は、MTGファンの間で物議を醸しています。
とりわけ、「ユートロム」や「悪人」といった新タイプの選択や不採用は、既存プレイヤーからすれば不整合であると受け止められる場面も多くありました。

ただし、カード枠の制限やゲームデザインの整合性、さらにはIPホルダーとの契約上の制約も背景にあるため、単純な「手抜き」や「ミス」ではなく複合的な判断の結果であると理解することも重要です。

とはいえ、MTGが築いてきた世界観やゲーム性との一貫性を維持するためには、今後のUB展開におけるタイプ選定やシナジー設計に一層の慎重さが求められます。
ファンとしては、新たに登場するタイプに対して、ゲーム内での意味や活用可能性が担保されることを期待したいところです。

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