【MTGRocks】記事情報：新たな統率者のおかげで、MTGのディスカードエンジンが259%価格上昇しました。
MTGの統率者戦フォーマットが、再び市場に大きな影響を与えている。
特に新たに導入された「統率者戦ブラケットシステム」や、新セット『霊気走破』の影響で、多くのカードが価格変動を見せている。
その中でも、『霊気走破』の統率者デッキ「永劫なる力」に関連するカードが大幅な価格上昇を記録した。
特に、「スカラベの拳、ハシャトン」の登場によって、これまであまり注目されていなかったディスカード関連カードが高騰。
その代表例が「似姿の物あさり」だ。
本記事では、このカードの価格変動の理由と今後の動向について解説する。
要点解説
1. 「似姿の物あさり」の急騰の理由
- 『霊気走破』の影響
- 「スカラベの拳、ハシャトン」の能力により、墓地からの再生コンボが可能になった。
- 「似姿の物あさり」のディスカード能力がこの戦略と完璧にマッチ。
- 強力な手札補充機能
- カードを引いてから捨てることができるため、デッキの安定性が向上。
- 終盤になると墓地にあるクリーチャーをコピーできるという追加効果もある。
- 競技シーンでの影響は限定的
- 統率者戦以外ではほぼ使用されていない。
- 過去にディミーア・眼魔デッキがリーグ優勝した例はあるが、主流とは言えない。
2. 価格変動の推移
- 急上昇の背景
- 1カ月前の価格はわずか約64円だった。
- ハシャトンとの相性の良さが話題となり、一時約391円まで急騰。
- 現在はやや落ち着き、約228円で推移。
- 流通量
- 市場にはまだ大量の在庫が存在（約300枚の未使用品が流通）。
- TCGplayer Directの価格は高額で、最大約1,509円の取引も。
- 最高額の取引は約2,261円だったが、これは一時的なピークと見られる。
3. 今後の価格予測
- 短期的には価格が下落する可能性が高い
- 需要のピークが過ぎつつあり、約151円前後で安定する可能性。
- コマンダー戦での人気次第
- 「スカラベの拳、ハシャトン」がどれほどプレイされるかが鍵。
- 墓地活用デッキが環境の中心に残れば、価格が維持される可能性あり。
- 『ファイナルファンタジー』セットの影響
- 新たなセットの登場で『霊気走破』のカードが注目されなくなる可能性。
- その場合、「似姿の物あさり」の需要は下がり、価格も下落する見込み。
まとめ
「似姿の物あさり」の価格は、『霊気走破』の新統率者「スカラベの拳、ハシャトン」の影響で一時的に高騰した。
しかし、流通量の多さや他フォーマットでの使用率の低さから、長期的には価格が約151円前後に落ち着くと予想される。
特に、今後の統率者戦環境や、新セット『ファイナルファンタジー』の影響が大きく、新しいデッキが登場すれば、このカードの注目度は下がる可能性がある。
現在の価格で購入を検討する場合は、短期的な市場動向をよく観察することが重要だ。
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