27年前のエンチャントが「スパイダーマン」新コンボで価格952%急騰。 – マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:27年前のエンチャントが「スパイダーマン」新コンボで価格952%急騰。

 

 

 

マジック:ザ・ギャザリング(MTG)のコラボセット「スパイダーマン」は、限定構築のバランスや紙・デジタルの仕様違いなど、評価が分かれた内容でした。
しかし、その中で登場した伝説のクリーチャー「情け容赦無き者、グウェノム」が、27年前に登場した古いエンチャントカード「霊安室」の再評価を引き起こし、カード価格が急騰しています。

特に統率者戦で無限コンボパーツとして注目されており、1ヶ月で価格が約952%も上昇するという異例の動きを見せています。
今回はその背景と今後の展望について詳しく解説します。

要点解説:なぜ「霊安室」が今、注目されているのか?

  • カードの基本効果と弱点
    「霊安室」は4マナのエンチャントで、自軍のクリーチャーが死亡した際に墓地ではなくライブラリートップに戻すという効果を持ちます。
    単体ではカードアドバンテージにならず、構築では長らく不人気カードでした。

  • 新カードとのシナジーで無限コンボに
    「スパイダーマン」セット収録の「情け容赦無き者、グウェノム」は、ライブラリートップからクリーチャーをライフで唱える能力を持ちます。
    この効果と「霊安室」を組み合わせることで、下記のような無限ループが成立します:

    1. 「死の信者」を生け贄に → 相手に1点ダメージ

    2. 「霊安室」の効果で「死の信者」をトップに戻す

    3. 「グウェノム」の効果でライフ1点支払い、再キャスト

    4. 1~3を繰り返し → 全員のライフを削り切る

    同様のコンボは「ボーラスの城塞」など過去のカードでも可能でしたが、統率者領域から安定して展開できる「グウェノム」によって構築の安定性が飛躍的に上昇しました。

  • 価格推移の詳細

    • 9月中旬:約795円

    • 10月7日:1日で17枚のNear Mint品が売れ、供給減

    • 現在:最安約4,560円、多くは約8,360円以上

    • 価格上昇率:約952%

  • 採用状況と限定的な需要
    「霊安室」の採用率は一部のコンボデッキ(特に「グウェノム」、あるいは「深海の破滅、ジャイルーダ」)に偏っており、統率者全体での汎用性は低め。
    ただし、コンボの安定性と再録の希少性により、一時的な需要集中が価格上昇を引き起こしています。

  • 再録がない27年前のカード
    1998年の『ストロングホールド』に初収録されて以降、再録歴なし。
    市場供給が非常に限られており、買い占めや需要の一極集中が価格高騰につながりました。

まとめ:再録されない限り続く注目、コンボ志向のプレイヤーは要注目

「霊安室」の急騰は、マジックの醍醐味である「過去カードとの新たな相互作用」による典型例です。
今回の「情け容赦無き者、グウェノム」とのコンボが発見されたことで、一見地味だった旧カードが突如注目され、価格が跳ね上がるという現象が起こりました。

将来的にプレイヤーの関心が『アバター:伝説の少年アン』や『ローウィンの昏明』など新セットに移れば、価格はある程度落ち着く可能性もありますが、供給が少ない以上、完全な暴落は見込みづらい状況です。

コンボデッキや統率者戦での構築を好むプレイヤーにとって、「霊安室」は今こそ注目すべき1枚です。
再録の有無により、今後の市場動向は大きく左右されることになるでしょう。

「情け容赦無き者、グウェノム」は『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』に収録されています。
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