【MTGRocks】記事情報:MTGで人気の土地サーチカード、最近の注目で約8,820円を突破。



マジック:ザ・ギャザリング(MTG)におけるカード価格の変動は予測不可能です。
中には長年注目されなかったカードが、突然の需要増加によって価格が急騰することも。
今回はその代表例とも言えるカード「風景の変容」の高騰理由と今後の動向について解説します。
要点解説
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「風景の変容」とは?
2008年の『モーニングタイド』で登場したレアのソーサリーで、土地を任意の数だけ生け贄に捧げ、その数だけライブラリーから土地を直接場に出せる強力なカード。
主にコンボデッキで使われる。 -
価格の推移
2024年6月頃は約5,145〜5,880円だったが、現在は平均約8,820円、高いものでは約12,054円に達するバージョンも存在。 -
高騰の要因①:『久遠の終端』統率者デッキ
新たな統率者デッキ「惑星を形作る者」とのシナジーにより、「風景の変容」の一発フィニッシュ性能が再評価。
デッキに採用されていなかったことで別途購入が必要となり、需要が急増。 -
高騰の要因②:「アバター:伝説の少年アン」の新カード
アバターセットで公開された「Toph, the First Metalbender」など、土地をアニメートするギミックが追加され、「風景の変容」の戦術的価値がさらに上昇。 -
競技シーンでの採用状況
・モダン:アミュレット・タイタンや「風景の変容」コンボデッキに採用。
・パイオニア:新興コンボデッキで使用。
・統率者(EDH):「死者の原野」、「Urborg」、「陰謀団の貴重品室」などと合わせて強力なボード展開が可能。 -
再録の難しさ
強力なチューターでありながら、Wizards of the Coastは近年この種のカードの再録に消極的。
今後も簡単には再録されない可能性が高い。 -
プレイヤーの動き
緩やかながら着実な売れ行きが数ヶ月続いており、在庫もじわじわと減少中。
特に初版(『モーニングタイド』)とボーダーレス版(『サンダー・ジャンクションの無法者』)は供給が限られている。
まとめ
「風景の変容」は、競技・カジュアル両方のシーンで活躍できる土地コンボの中核カードです。
その再評価の背景には、統率者戦での新たな相性カードや、モダン・パイオニア環境の変化があります。
再録の可能性も低く、価格上昇は今後も継続する可能性が高いでしょう。
特に統率者戦では土地を活用した強力なコンボが多数存在するため、このカードは今後も需要を維持するはずです。
今のうちに入手しておくか、売却して利益を得るか、MTGファイナンスの戦略を考えるうえで注目の1枚です。
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