【MTGRocks】記事情報:スタンダードのスターカード、最近の禁止改定を受けて約1万円に高騰。


6月30日の禁止改定以降、スタンダード環境は大きな変化を遂げています。
当初はディミーア・ミッドレンジが頭一つ抜けた存在として注目されていましたが、最近では「イゼット・大釜」が環境の最前線に立ちつつあります。
注目ポイントの要点解説
● イゼット・大釜とは?
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「アガサの魂の大釜」を中心に構築された新型コンボデッキ。
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軽量のディスカード手段(「逸失への恐怖」や「光砕く者、テルサ」など)で「迷える黒魔道士、ビビ」を墓地に落とし、大釜でクリーチャーに能力を付与。
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+1/+1カウンターを利用して大量のマナ加速が可能。
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「プロフトの映像記憶」などでさらなるシナジーが得られる。
● 「アガサの魂の大釜」の多フォーマット活躍
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モダン:ゴルガリ・ヨーグモスで使用。ヨーグモスやグリストと好相性。
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レガシー:「絵描きの召使い」コンボにて採用。
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統率者戦:EDHRECによると77,000以上のデッキで使用中。
● 驚異的な価格上昇
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6月の平均価格:約3,822〜4,410円
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現在の市場価格:約8,232円
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最安の「ニアミント」状態:約9,555円
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一部販売では約10,290円
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拡張アート版は2回の販売でそれぞれ約14,553円、最安でも約14,847円
● 値上がりのきっかけ
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「プロツアー・ファイナルファンタジー」での好成績が起爆剤に。
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禁止改定後、ディミーアに代わって注目が集中。
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6月30日には一日で80枚以上がTCGplayer上で購入される。
● デッキはローテーション耐性あり
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秋のスタンダードローテーションで失われる主なメインデッキカードは「ヴォルダーレンの興奮探し」のみ。
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このカードがなくてもデッキの機能性は大きく損なわれないと見られている。
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よって、今後もデッキの人気は続く可能性が高い。
まとめ
「アガサの魂の大釜」は、その強力な効果と多フォーマットでの活躍により、現在のスタンダードにおいて最も注目されているカードの一つとなっています。
特に「イゼット・大釜」デッキの登場により、価格はここ数週間で倍以上に跳ね上がり、一部では10,000円を超える値が付いています。
今後も新たな禁止改定が11月まで予定されていないこと、そして『久遠の終端』で環境が大きく揺れ動く兆しがないことから、このデッキと「アガサの魂の大釜」の優位はしばらく続くと見られます。
このデッキを組もうとする場合、かなりの出費は覚悟が必要ですが、その分だけのリターンと競技性を持つ可能性も高いです。
今後の価格推移や環境変化に注目していきましょう。
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