スタンダードで最も汎用性の高い土地、ローテーション後に約4,410円超えに到達。 – マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:スタンダードで最も汎用性の高い土地、ローテーション後に約4,410円超えに到達。

 

 

 

『ファイナルファンタジー』コラボで登場した土地カード「始まりの町」は、公開時から多色デッキ向けの強力なマナ基盤として注目を集めていました。
そしてついにその期待が価格にも反映され、市場価格が大幅に上昇。
現在ではスタンダードで2番目に高額な土地となり、マルチフォーマットでの需要の高さが際立っています。

要点解説

  • 「始まりの町」の性能と利点
    ・すべての色のマナを支払う代わりにライフ1点を失うという仕様は、「マナの合流点」「真鍮の都」と似ている
    ・ただし、「始まりの町」は無色マナも出せるため、ライフ損失を避けるプレイが可能
    ・序盤に色マナを安定供給し、後半はライフを守りながら使用できる点で非常に優秀

  • 使用される代表的なデッキ例
    ・スタンダード:エスパー・セルフバウンス、イゼット・大釜、ディミーア・ミッドレンジ
    ・パイオニア:シミック・スケープシフト・コンボ
    ・統率者戦:『ファイナルファンタジー』セットの中で最も採用率が高いカード(EDHREC調べ)

  • 価格推移と売れ行き
    ・7月初旬:非Foil版は1枚あたり約1,470円で推移、1日あたり80枚以上売れる日が多かった
    ・7月29日:市場価格が約2,350円に上昇
    ・7月31日:163枚が1日で販売され、供給が急減→価格が急騰
    ・現在の非Foil版価格:約4,280円、一部では約4,850円以上で取引成立
    ・Foil版も同様に高騰:月初は約2,650円→現在は約4,810円、一部で約7,050円超えも確認

  • 高騰の背景:スタンダードのローテーション
    ・『久遠の終端』のリリースにより、複数のセットがスタンダードから落ちた
    ・イゼットは「シヴの浅瀬」、ディミーアは「地底の大河」や「闇滑りの岸」を失い、代替手段として「始まりの町」を採用
    ・ローテーション後に急速に採用率が高まり、複数のトップメタデッキが3〜4枚投入

  • 将来の見通し
    ・複数のフォーマットで採用されており、短期的な需要だけではなく長期的にも活躍が見込まれる
    ・マルチカラー対応とライフマネジメントの柔軟性により、今後も価格は高水準で推移する可能性が高い

まとめ

「始まりの町」は、多色デッキにおけるマナの安定性とライフ保持のバランスを高いレベルで実現したカードです。
特にスタンダードのローテーション後に複数のデッキがこの土地に頼るようになったことで、価格が急騰しました。
統率者戦やパイオニアでも幅広く使われており、今後もしばらくは需要が続くと見られます。
土地カードとしての柔軟性と汎用性が、その価値を支えています。

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