環境激変後に台頭する、光り輝くアグロデッキ。 -マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:環境激変後に台頭する、光り輝くアグロデッキ

今週月曜日、複数の構築フォーマットで大規模な禁止改定が行われ、スタンダードの「イゼット・大釜」弱体化は予想通りでしたが、パイオニアで「心火の英雄」が禁止されたのは驚きでした。
この変更により、赤単・アグロは大きな打撃を受け、代替戦略として「グルール・果敢」が注目を集めています。
本記事では、この新アーキタイプの特徴とメタゲームへの影響を整理します。

要点解説

  • 禁止改定の影響

    • 「心火の英雄」禁止により、赤単・アグロはパイオニア環境からほぼ姿を消し、最新のMagic Onlineチャレンジではトップ32に1枚も採用されず。
    • 代わりに「グルール・果敢」が複数入賞し、攻撃的な赤系戦略の新たな選択肢として台頭。
  • グルール・果敢の基本構造

    • 「僧院の速槍」「損魂魔道士」を軸に、果敢能力を最大化するため非クリーチャー呪文を高密度で採用。
    • 「ヒーローのたまり場」などの軽量キャントリップで手札を維持しつつ、「怪物的な怒り」で打点を強化。
    • 「無謀な怒り」+「損魂魔道士」で破壊不能クリーチャーも除去可能。
  • 装備品「コーリ鋼の短刀」の強み

    • 複数呪文を簡単に連打できる構成のため、短刀によるトークン生成で除去耐性を獲得。
    • 「探索するドルイド」の出来事で中盤以降のリソース確保も可能。
    • ミッドレンジ戦では、除去を枯渇させながら継続的に打点を積み重ねる戦略が有効。
  • 弱点と課題

    • 「叫ぶ宿敵」不採用により、イゼット系やライフゲイン対策が薄い。
    • 「陽背骨のオオヤマネコ」を失ったことで、天使や食物デッキへの耐性低下。
    • 「一時的封鎖」「真昼の決闘」などの対策カードに脆弱で、白系コントロールやヘイトベアに苦戦。
  • メタゲームの展望

    • 現状、スケープシフト・コンボなどの中速コンボが増加しており、グルール・果敢は速度で対抗可能。
    • 赤系アグロは依然として健在であり、軽視すると痛い目を見る可能性あり。

まとめ

「心火の英雄」禁止で赤単・アグロは後退しましたが、赤系の攻撃的戦略は「グルール・果敢」という新形態で生き残っています。
果敢シナジーと「コーリ鋼の短刀」による継戦能力は、除去主体のミッドレンジに強く、環境の変化に適応した柔軟性を持っています。
一方で、特定のヘイトカードやライフゲイン戦略には弱点が残るため、今後のメタゲーム次第でさらなる調整が必要でしょう。
赤系アグロはまだ終わっていません――油断は禁物です。

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