【MTGRocks】記事情報:「アンチ・ユニバースビヨンド」カードが一晩で5611%の急騰!


2026年の「マジック:ザ・ギャザリング(MTG)」のリリースカレンダーでは、ユニバースビヨンド(UB)製品が過去最多となる4セット予定され、スパイダーマンセットも発売済み。
その一方で、クロスオーバー製品に対する反発もMTGプレイヤーの間で高まっています。
こうした流れの中で、古のアーティファクト「古き者どもの闘技場」が突如注目を集め、わずか数日のうちに価格が約15,200円近くまで急騰しました。
これは単なる投機ではなく、UBデッキ対策として再評価された結果と見られています。
注目ポイント:「古き者どもの闘技場」再評価と価格高騰の背景
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UBへの不満が高まる中での“対抗カード”
MTGプレイヤーの一部は、SNS上での議論や抗議だけでなく、ゲームプレイでもUB製品に対抗しようとしています。
特に統率者戦において、UBコラボデッキは伝説のクリーチャーに依存する傾向が強く、「古き者どもの闘技場」はその動きを封じる有効な対策カードです。 -
カード効果の概要と強み
3マナのアーティファクトで、場に出た際にすべての伝説のクリーチャーをタップ状態にし、それらがアンタップできなくなる。
攻撃・起動型能力・マナ生成に依存する統率者を大幅に機能停止にできる点で、統率者戦では非常に効果的。 -
再注目のきっかけと価格の推移
最初はInstagramの動画投稿で注目され、続いてMTGRocksが特集記事を公開。
これを契機に価格が爆発的に上昇。
元々約2,280~3,040円だった「レジェンド版」が、一晩で約15,200円に到達。
「クロニクル黒枠版」はわずか約106円から約6,077円へと5611%の急騰。
状態が悪いものでも約3,342円で取引されている。 -
供給の少なさが価格高騰の要因に
「古き者どもの闘技場」は1994年の『レジェンド』、1995年の『クロニクル』の2回しか刷られておらず、どちらも30年前の製品。
市場流通量が極めて少なく、少しの需要で価格が大きく動く状況にある。 -
再録の可能性と将来的な価格動向
リザーブリスト未収録のため再録は可能。ただし、硬直的なアーキタイプを生むカードのため、プレコンへの収録は難しいと予想される。
仮に再録がなければ価格は一定水準(約760〜1,520円)を維持する可能性が高い。
まとめ:「古き者どもの闘技場」は対UBの象徴か、それとも一時的な話題か
「古き者どもの闘技場」は、単なるノスタルジーカードではなく、現代の統率者戦における“UBメタ”カードとして再評価されています。
スパイダーマンセットを含むUB製品は伝説のクリーチャーを大量に含むため、その行動を制限できるこのカードは、対抗手段として機能します。
ただし、完全なメタカードというわけではなく、シンメトリックな効果で自軍の伝説も止めてしまう点や、除去耐性の無さなど弱点もあります。
価格高騰は需要よりも供給の少なさに起因する側面が強いため、今後大きく下落する可能性も否定できません。
とはいえ、UB製品に疲れを感じるプレイヤーにとって、「古き者どもの闘技場」は“意思表示”としての役割も持ち得るユニークな1枚。
再録の有無を含め、今後の動向に注目です。
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