【MTGRocks】記事情報:疑問のある禁止カード後、指輪物語のキャラがMTGフォーマットを席巻。
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近年、デュエルコマンダー(1対1の統率者戦)が人気を集めている。
特にMagic Onlineで公式フォーマットとして採用されてから、多くのプレイヤーが参戦し、その競技性が注目されている。
しかし、最近の禁止改定にもかかわらず、「ゴンドールの王、アラゴルン」が圧倒的な強さを見せ、環境の多様性に疑問の声が上がっている。
本記事では、アラゴルンの強さと最近の禁止改定の影響、今後の環境について考察する。
要点解説
1. デュエルコマンダーにおけるアラゴルンの支配
- 「ゴンドールの王、アラゴルン」はデュエルコマンダーで圧倒的な成績を残している。
- 2月のトーナメントでは、朝・夜の両大会で1位から3位を独占。
- 強さの理由:
- 4マナで統治者を獲得でき、追加のカードアドバンテージを確保。
- 4/4・警戒・絆魂により攻守のバランスが優れ、回復しながらダメージを与えられる。
- 対戦相手のクリーチャーをブロック不可にする能力で盤面を支配しやすい。
- 低コストの回避能力持ちクリーチャー(フェアリーの黒幕、マルコムなど)と相性が良く、容易に統治者を維持可能。
- インスタント速度の除去や打ち消し呪文を使いながら、隙なく展開できる。
2. 禁止改定の影響
- 2月の禁止カード
- 「エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ」
- 「白羽山の冒険者」
- エツィオの禁止理由
- 5色デッキを組めるため、最強のカードをすべて採用できる。
- 最終能力でゲームを即座に決める力があり、対抗手段が限られる。
- 統率者として他の選択肢を排除し、環境の多様性を損なっていた。
→ しかし、禁止後はエツィオの代わりにアラゴルンが台頭。
- アラゴルンも単体でゲームを支配できる統率者であり、エツィオと同様の問題を抱えている。
- 5色でないものの、十分な優秀なクリーチャーと妨害手段を持つため、環境トップに君臨。
3. 今後のデュエルコマンダーの展望
-
現在の環境の問題点
- アラゴルンがすべてのアーキタイプ(アグロ・ミッドレンジ・コントロール)に有利。
- 対策しにくく、使用率が極端に高い。
- 禁止改定が「多様性を生む」どころか、逆に一強環境を生んでしまった可能性。
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今後の禁止改定の可能性
- 次回のデュエルコマンダー禁止改定は3月31日。
- アラゴルンの環境支配が続けば、統率者としての禁止も視野に入る。
- エツィオを禁止した理由と同じく、「ゲームの多様性を損なう統率者」として制限が検討される可能性が高い。
まとめ
- 「ゴンドールの王、アラゴルン」がデュエルコマンダーで圧倒的な強さを発揮し、最近のトーナメントで上位を独占。
- エツィオの禁止により、環境のバランスが変わるどころか、アラゴルンの一強状態に。
- 次回の禁止改定(3月31日)では、アラゴルンの規制が検討される可能性が高い。
- デュエルコマンダーの多様性を確保するため、新たなバランス調整が求められる環境になっている。
アラゴルンの強さは疑いようがなく、現在のデュエルコマンダー環境で最も支配的な統率者の一つだ。
今後のメタゲームの動向と、3月の禁止改定に注目が集まるだろう。
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