【MTGRocks】記事情報:新発見のルール解釈で、マルチフォーマット必須カードがパワーアップ。



『モダンホライゾン3』で登場した「ナカティルの報復者、アジャニ」は、表面だけでも強力なカードですが、プレインズウォーカーへと変身することでさらなる脅威となります。
特に、「0能力」とトークン倍増効果との相互作用が発見され、構築・統率者戦の両方で注目を集めています。
注目ポイント
-
アジャニの0能力と「赤いパーマネント」
-
「ナカティルの報復者、アジャニ」の0能力は、2/1の猫戦士トークンを生成し、赤いパーマネントをコントロールしていれば、クリーチャーの数に等しいダメージを任意の対象に与える。
-
このダメージ能力は「反射的誘発型能力(reflexive trigger)」で、後から誘発するため、トークン生成の数に応じて複数回誘発可能。
-
-
トークン倍増カードとのシナジー
-
「倍増の季節」などのカードによりトークンが2体以上生成されれば、ダメージ誘発もその回数分発生。
-
さらに複数の倍増カードが場にあれば、ダメージ量は爆発的に増加。
-
逆に、生成されるトークンが別種に置き換わる(例:「神聖なる訪問」)場合、反射的能力は誘発しない。
-
-
統率者戦での実用性と活用デッキ
-
統率者戦ではトークン倍増カードが多く使われており、「ナヤ・トークン」系のデッキでの運用が現実的。
-
アジャニ自身がフィニッシャー級の働きをするようになり、デッキ構築の選択肢が広がる。
-
-
構築戦でも採用の可能性あり
-
レガシーでは「喜びあふれる太陽生まれ」との相性が注目されており、「オセロットの群れ」「勝利の楽士」などとも好相性。
-
「喜びあふれる太陽生まれ」の「ワープ」効果により、早いターンでの価値獲得が可能。
さらに「溌剌の牧羊犬、フィリア」で明滅させると、4/5飛行・絆魂持ちのまま残すことも。 -
モダンの「ボロス・エネルギー」系デッキでも、トークン生成との組み合わせにより採用例あり。
-
-
他のカードとの類似効果も存在
-
スタンダードでは「フェイ花のいたずら」が類似の反射的能力を持ち、トークン倍増時に効果が倍化。
-
「嵐の討伐者、エルズペス」や「喜びあふれる太陽生まれ」なども組み合わせの候補。
-
現時点では、これらのカードを統合するデッキは成立していないが、「アゾリウス・トークン」など新たなアーキタイプが将来現れる可能性も。
-
まとめ
「ナカティルの報復者、アジャニ」はすでに強力なカードとして評価されていますが、トークン倍増カードとの組み合わせによって、予想以上の爆発力を秘めていることが明らかになりました。
この「0能力」の仕様を理解し、上手く活用することで、統率者戦や構築戦での勝利に大きく貢献する可能性があります。
特に、倍増効果によるダメージの複数誘発は、ボードアドバンテージを一気にひっくり返す力を持っており、デッキ構築やカード選択に影響を与えるでしょう。
今後のメタゲームにおいても、この相互作用がどのように広がっていくのか注目です。
MTGRocks様にて記事が公開されました。
MTGRocks様の記事をチェック



コメント