【MTGRocks】記事情報:禁止カードの代替品が、クラシックフォーマットでの人気により327%高騰。

公式フォーマットとして整備が進む「Premodern」の盛り上がりが、MTGの二次市場に早くも影響を与えています。
特に最近の禁止改定後、新環境で評価が上がったカードの代表例として、2003年の強烈な置物エンチャント「静寂の命令」が急騰しました。
要点解説
1. 何が嫌われるカードなのか
- 「静寂の命令」は戦場にある限り、対戦相手が唱える次の3つの呪文を打ち消す効果を持ち、ゲーム進行を強く阻害する。
- さらに「呪詛の寄生虫」や「厳粛」など、枯渇カウンターを取り除く/置かせない手段があると、実質的なロックになり得る。
2. 統率者戦では伸びにくかった理由
- 最大の欠点はコストの重さ。8マナは統率者戦でも簡単ではなく、設置が遅れがち。
- サイクリングで「打ち消し」に変換できるが、これも6マナと効率が悪い。
- その結果、EDHREC上の採用は約8,000デッキ程度にとどまり、長らく大きな価格上昇につながらなかった。
3. Premodernでは事情が違う(踏み倒しが現実的)
- Premodernの定番「補充」系デッキでは、
- 「大あわての捜索」や「調律」で捨てた後に「補充」でまとめて戦場に戻す動きが可能。
- さらに「オパール色の輝き」と並ぶと、エンチャントがクリーチャー化して8/8の脅威にもなる。
- もともと「補充」は大型青エンチャント枠に「パララクスの潮流」を採用しがちだったが、これが禁止になったことで、代替枠として「静寂の命令」が試され始めた。
4. 価格急騰の背景:再録なし+需要の急増
- 「静寂の命令」は2003年『スカージ』以来、一度も再録がないため供給が増えにくい。
- 急騰前の基準価格は約1,272円。
- Premodernの禁止告知翌日(本文では1月19日)に需要が跳ね、1日で43枚が売れるなど動きが加速。
- その後、市場平均は約3,326円まで上昇し、直近では平均約5,437円で推移。
- ニアミントの高値は約8,337円も見られ、月初の約1,272円から約327%増とされる。
- なお、状態が悪い個体なら約2,280円程度の例もあるが、多くは約4,560円付近で、安値は長続きしない可能性がある。
5. 今後のカギ:環境で定着するか、禁止で崩れるか
- PremodernのMTGOイベントで、リーグ5-0が複数(本文では7回)やチャレンジTop16など、当面の戦績は良好。
- 一方で、禁止改定の注視対象として「パララクスの波」や「オパール色の輝き」が挙げられており、ここが禁止されると「補充」自体が弱体化し、「静寂の命令」の居場所がなくなるリスクがある。
- 著名プレイヤーの中には「重くて枠に定着しない」と評価する声もあり、価格がこのまま上がるか、落ち着くかは流動的。
まとめ
「静寂の命令」は“置ければ強すぎる”一方で重さがネックとなり、統率者戦では長年主流になり切れませんでした。
しかしPremodernでは「補充」による踏み倒しと、「パララクスの潮流」禁止後の代替需要が重なり、再録のない供給不足も相まって価格が急騰しています。
現在の水準(約5,437円前後)を維持できるかは、今後「補充」系で定番化するか、あるいは周辺パーツが禁止されるかに左右されます。
短期的には注目カードですが、環境と禁止改定の影響を強く受ける点には注意が必要です。
MTGRocks様にて記事が公開されました。
MTGRocks様の記事をチェック



コメント