【MTGRocks】記事情報:MTG『スパイダーマン』カードが想定外の強さで初期イベントを制覇。



『マジック:ザ・ギャザリング』の新セット「スパイダーマン」は、事前評価では競技環境に大きな影響を与えないと見られていました。
しかし蓋を開けてみると、いくつかのカードが既に大会で結果を残し、プロツアーに持ち込まれるほどの注目を集めています。
主な注目カードと活躍状況
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「スーペリア・スパイダーマン」
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4マナで「ゾンビ化」相当の効果を持ち、再アニメイト戦略に噛み合う。
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「偉大なる統一者、アトラクサ」を使う「御霊の復讐」系のモダンデッキに1枚採用され始め、安定性向上に寄与。
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スタンダードでは「簒奪者、アーデン」をコピーして大量に墓地から蘇生するリストが登場。
さらに「恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォス」などの大型カードを展開する形で成果を出している。 -
ただし、スタンダード環境の墓地対策(例:「アガサの魂の大釜」)により、今後の定着は不透明。
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「ドク・オックの触手」
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1マナながら5マナ以上のクリーチャーを強化する能力を持つ。
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モダンの親和で実験的に使用され、「思考の監視者」や「河童の砲手」を大型化する役割を担う。
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「純鋼の聖騎士」と組み合わせ、装備コストを回避して継続的な強化手段とするハンマータイム寄りの変則型も登場。
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ただし採用は限定的で、冗長性を増すだけとの評価もあり、定着するかは未知数。
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「スパイダーセンス」
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現時点で競技フォーマットで最も多く採用されている新カード。
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モダンの親和で「否定の力」の代替としてサイドボードに入り、1マナで打ち消しが可能。
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「ウルザの物語」のサーチ能力や、「暴走暴君、ガルタ」の誘発型能力など、多様な状況に対応できる柔軟性が評価されている。
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プロツアー『久遠の終端』でも親和やブリンク系のサイドボードに確認され、今後の拡大が予想される。
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まとめ
「スパイダーマン」セットは発売前から「弱い」「競技シーンでは影が薄い」と評されていましたが、実際には 「スーペリア・スパイダーマン」や「スパイダーセンス」 がモダンやスタンダードで結果を残し始めています。
特に「スパイダーセンス」は柔軟な対応力を持つ打ち消しとして注目度が高く、今後さらに採用例が増える可能性があります。
一方で「ドク・オックの触手」のように評価が分かれるカードも存在し、全体的にはまだ試行錯誤の段階です。
とはいえ、早期からプロツアーに持ち込まれるカードが出ている点は、このセットの潜在力を示していると言えるでしょう。
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