ウィザーズ、物議を醸したMTGのトロープに関する重要な方針転換を発表。 – マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:ウィザーズ、物議を醸したMTGのトロープに関する重要な方針転換を発表。

 

 

 

 

2024年の『カルロフ邸殺人事件』など、いわゆる“帽子セット”と呼ばれる「ジャンル的トロープ(典型的表現)」を多用するカード群がファンの不満を集めました。
しかし、『久遠の終端』では、最新の公式記事でこのアプローチに大きな転換が告げられ、MTGの世界観づくりに新たな方針変更がなされました。

要点解説

  • 帽子セットとは?

    • トロープではなく、特定の作品や文化への引用(アリュージョン)が顕著な過剰セット。

    • 例:「『ルーニー・テューンズ』のほぼ直球引用(ロードランナーやコヨーテ)」や、「スティーブン・キング的表現(『Children of the Corn』)」などが特に批判を浴びました。

  • 新方針:アリュージョンよりも“トロープ”重視へ

    • MTG公式デザイナーのイーサン・フライシャー氏が、自身がリードした『久遠の終端』で実際に判別しやすい大袈裟な引用は避ける方針を実施。

    • 「宇宙オペラのトロープ(巨大宇宙船、異星人など)は適切に使うが、ポップ文化の明白なオマージュは排除する」と明言。

  • Universes Beyondとの役割分担が明確に

    • スパイダーマンなど既存IPは『Universes Beyond』ラインで扱い、通常セットでは既視感のない独自世界を築く。

    • この方針により、作品における没入感(イマーシブ体験)を邪魔しない配慮が生まれる。

  • 深めの(マニアックな)アリュージョンは容認

    • 古典SF作品(E.E.スミス『Lensman』シリーズ)の「統制の腕輪」など、非常にマニアックなオマージョンのみ許容。

    • 一般のプレイヤーには気づかれないが、知識層にはニヤリとさせる要素として評価。

  • コミュニティの反応は上々

    • Redditのr/magicTCGでは、ほとんどが肯定的。

    • 「安易な引用よりジャンルらしさを尊重するアプローチには賛同する」との声多数。

    • 「帽子=コスプレ」への疲れや、世界観への回帰を求めるファン心理に応える形に。

まとめ

『久遠の終端』は、大胆に引用依存のスタイルを見直し、「ジャンルにおける典型表現(トロープ)」を深めた独自の世界観構築へと舵を切りました。
過剰な“帽子セット”への反省を活かしつつ、『Universes Beyond』シリーズが明確に役割を担うことで、MTGは世界観の多様性と没入感を両立できる体制に進化。

ファンの反応も非常に肯定的であり、この流れが今後のセットデザインに広く定着する可能性は高いといえるでしょう。
今後のセットにおいても、過度な引用ではなく、ジャンルらしさを活かした独自性が強く意識される展開が期待されます。

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