【MTGRocks】記事情報:ファイナルファンタジー統率者デッキの対策カード、1か月で1697%の高騰。


『久遠の終端』の発売と共に、マジック:ザ・ギャザリング(MTG)の市場はこの最新セットに注目していましたが、最近になって思わぬ“古参カード”が注目を集めています。
そのカードとは1997年発売の「共食いスパイク」。
その価格が、なんと約51円から約733円へと急騰しています。
この価格変動の背景には、あの大人気コラボ『ファイナルファンタジー』が関係しています。
要点解説
● 「共食いスパイク」とは?
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元々は3マナ1/1という控えめな性能のクリーチャー。
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戦場に出たとき、すべての他のクリーチャーの+1/+1カウンターを自身に吸収する能力を持つ。
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27年前の古いカードであり、これまで再録なし。
● なぜ今、注目されているのか?
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『ファイナルファンタジー』コラボの統率者デッキ「カウンター・ブリッツ」がきっかけ。
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「カウンター・ブリッツ」は+1/+1カウンターを大量に生成・操作・増殖するシナジー満載の構成。
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「共食いスパイク」はこのデッキに対するメタカード(対策札)として機能。
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統率者戦では複数人対戦が基本で、+1/+1カウンターを使うデッキも多いため、環境的な価値が増加。
● 急激な価格上昇の詳細
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数日前まで約51円で購入可能だったが、現在は最安で約733円。
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状態が良い「Near Mint」はわずか5枚のみの在庫(TCGplayer調べ)。
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状態が悪いもの(Heavily Playedなど)でも約101~110円に高騰。
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これは再録が一度もなく、供給が非常に少ないことによる「買い占め」による急騰と見られる。
● 今後の見通しと懸念
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「共食いスパイク」は状況依存のカード。相手がカウンターを使っていないと無力。
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EDHRECによれば、使用されている統率者デッキは700以下と非常に少ない。
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長期的には価格が落ち着く可能性が高く、現在の高騰は一時的である可能性大。
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とはいえ、『ファイナルファンタジー』の影響力は強く、しばらくは注目が続く見込み。
まとめ
「共食いスパイク」の価格高騰は、27年前のカードが突如脚光を浴びた好例です。
要因は『ファイナルファンタジー』とのコラボデッキ「カウンター・ブリッツ」によるもので、このデッキ内のカウンターシナジーに対抗するための“ピンポイント対策”として注目されました。
ただし、このカードの効果は非常に状況依存で、全ての環境に適しているわけではありません。
また、供給が極めて限定されているため、価格の変動は市場心理や転売によって大きく左右されます。
今後、再録の可能性が出てくれば価格は一気に下がるかもしれませんし、新たなカウンター環境が定着すれば、逆にさらに注目される可能性もあります。
いずれにせよ、古いカードが現代環境で再評価されるのは、MTGの面白さのひとつと言えるでしょう。
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