【MTGRocks】記事情報:2025年、MTGで最も論争を呼んだカード。

2025年の『マジック:ザ・ギャザリング(MTG)』は、32年の歴史の中でも屈指の「分裂の年」でした。
壊れたカード、極端なシステム変更、そして美術面での実験的試みが、プレイヤーコミュニティを二分しました。
ここでは、今年の議論を象徴する6枚のカードと、それが示す問題点を整理します。
要点まとめ
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「残響する深淵」
- 「星景」ボーナスシートで再録された土地カード。
- 宇宙テーマのデザインが視認性を損ない、ルールテキストが読みにくいと批判。
- 標準環境で使用可能なため、問題が拡大。
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「Deadpool, Trading Card」
- Secret Lair限定カードで、統率者戦で必須級の強さ。
- 再録手段がなく、価格が高騰(約7,800円)。
- 「Universes Beyond」嫌いのプレイヤーに不公平感を与え、再録問題を浮き彫りに。
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「残酷な教示者」
- 『アバター 伝説の少年アン』ボーナスシートでアニメのスクリーンショットを使用。
- 低解像度で不鮮明なアートが「プロキシのようだ」と酷評。
- 他の「Final Fantasy」「スパイダーマン」シートも同様に不評。
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「ミッドガルの傭兵、クラウド」
- 「Universes Beyond」がスタンダード環境に本格導入。
- FFやアバターの成功にもかかわらず、非MTG IPの大量投入に賛否両論。
- 2026年はさらに増加予定で、論争は継続必至。
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「スペクタキュラー・スパイダーマン」
- 2025年最悪のセットと評される。
- 設計の迷走、限定戦の不均衡、魅力的カード不足。
- 高価格(約6,240円)で不満が爆発。
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「迷える黒魔道士、ビビ」
- 標準環境を崩壊寸前に追い込んだ壊れカード。
- 5か月間も禁止対応が遅れ、イベント参加者激減。
- Wizardsは2026年に禁止改定枠を7回に増加するも、根本的なパワーインフレ問題は未解決。
まとめ
2025年のMTGは、カードデザイン・再録方針・IP戦略・禁止対応など、複数の課題が同時に噴出しました。
特に「Universes Beyond」の標準環境化と、壊れカードによるフォーマット崩壊は、今後も議論を呼び続けるでしょう。
2026年に向けて、Wizardsがどこまで軌道修正できるかが、MTGの未来を左右します。
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