【MTG公式】記事情報:2025年3月31日のパウパー禁止カードの説明。
2025年春、マジック:ザ・ギャザリングの「パウパー」フォーマットにおいて、3枚の禁止と2枚の試験的な禁止解除という大きな改定が実施されました。
今回はPauper Format Panel(PFP)による綿密な検証とコミュニティとの対話を経て実現したもので、環境の多様性と健全性を目指した英断といえるでしょう。
要点まとめ
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禁止カード(即時適用)
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「日を浴びる繁殖鱗」:2枚コンボによる無限ループが問題視され、ゲーム体験を損なうため禁止。
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「命取りの論争」:環境の多くのデッキに採用され、黒の過剰な支配とドローエンジンの均質化を引き起こしていた。
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「カルドーサの再誕」:赤単の第1ゲーム勝率が過剰に高く、極端なゲーム展開を生む要因となっていた。
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試験的な禁止解除(6月30日まで経過観察)
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「満潮」:コンボデッキとしての可能性とファン人気を考慮。
メタ上位に躍り出た場合は再禁止も視野。 -
「予言のプリズム」:環境の多様性とトロンの復活を促す目的で一時的に解禁。
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今後の観察ポイント
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「親和」「トロン」などアーティファクト・土地系デッキへの影響。
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「のたうつ蛹」は強力だが中速戦略の支えとして当面は容認。
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色の均質化や新たな支配的アーキタイプの出現には引き続き注視。
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環境バランスの意図
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フォーマットの速度を緩やかにし、多様な戦略が生きる環境を目指す。
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「赤単」や「黒」が特定カードに依存しすぎない構築を促進。
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今後の公式イベント予定
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5月16日:RCQ
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6月7日:MOCSチャレンジ
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6月30日:次回の禁止・制限告知
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7月12日:RC Super Qualifier
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8月2日:MOCSチャレンジ
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まとめ
今回の変更は、プレイヤーの選択肢を広げ、より公平で健全なゲーム体験を提供するためのものです。
「満潮」や「予言のプリズム」のような懐かしのカードの復活により、構築の幅も拡がります。
一方で、禁止されたカードたちは、その強さが環境に与える影響が大きすぎたことを示しています。
今後もPFPとコミュニティの協力のもと、パウパー環境はより良い方向へと進化していくことでしょう。
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