【MTGRocks】記事情報:21年前のカウンター系カード、新構築済みの影響で790%の高騰。


2025年発売の『久遠の終端』構築済み「カウンター・インテリジェンス」が登場してから約2週間が経過し、これに関連する古いカードが突如注目を集めています。
その筆頭が、2003年『フィフス・ドーン』で登場した「エネルギー室」。
この21年前のカードが、新デッキとの相性の良さから急激に価格を上昇させています。
デッキとのシナジー、価格動向、将来的な見通しを踏まえ、話題の背景を整理していきます。
要点解説
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カード概要とシナジー
・「エネルギー室」は、各アップキープにアーティファクト・クリーチャーに+1/+1カウンターを置くことができる低コストアーティファクト。
・「カウンター・インテリジェンス」デッキ内の25体中20体がアーティファクト・クリーチャーのため、非常に高いシナジーを発揮。
・「水晶の這行器」「搭載歩行機械」「三重の稲妻巨人」など、+1/+1カウンターを有効活用するクリーチャーが多数。 -
追加的な相性の良さ
・デッキ内には「永遠溢れの杯」や「洞察エンジン」「長距離センサー」といった蓄積・カウンターを活用するカードも多く、相乗効果が高い。
・「増殖」能力を持つカードも多数あり、カウンターの恩恵をさらに強化。 -
価格の推移
・プレコン公開前は約79円前後で取引されていたが、公開後に需要が高まり、現在は約880円前後まで上昇。
・平均的な取引価格は約707円程度。
・「エルズペスvsテゼレット」デュエルデッキ版の価格は約632円とやや割安だが、枚数に限りあり。 -
将来的な懸念
・この価格上昇は一時的な需要による可能性が高い。
・統率者戦での採用率はEDHRECベースで約7,000デッキにとどまり、いわゆる「定番カード」ではない。
・今後、アーティファクトやカウンターを軸としたセットが出れば再録の可能性もあり、投資的にはリスクがある。
・8月以降も『スパイダーマン』『アバター:伝説の少年アン』などの新セットが登場予定で、関心が他に移る可能性も。
まとめ
「エネルギー室」は、現環境で人気を集めている「カウンター・インテリジェンス」デッキとの相性が非常に良く、再録されなかったこともあり価格が急騰しています。
とはいえ、この高騰が今後も続くかどうかは不透明で、統率者における使用率や新セットの動向、再録の可能性を加味すると、やや慎重な姿勢が必要でしょう。
現段階では短期的な人気と価格上昇と捉え、過度な期待は避けるのが賢明です。
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