【MTGRocks】記事情報:25年前のMTG用語が近いうちに変わるかもしれません。
『マジック:ザ・ギャザリング』(MTG)の中でも「伝説のクリーチャー」は特別な存在として長くプレイヤーに愛されています。
現在は統率者フォーマットの影響もあり、新セットごとに必ず多くの伝説のクリーチャーが登場しますが、今後その呼び名が変更される可能性があるとの噂があります。
この記事では、この「伝説のクリーチャー」タイプの変遷と、今後の可能性について解説します。
要点
- 伝説のクリーチャーの歴史: MTGにおいて伝説のクリーチャーが初登場したのは1994年の『レジェンズ』セットで、当時は単に「レジェンド」と呼ばれていました。
その後、1999年の『ポータル三国志』や2004年の『神河物語』で名称が変更され、現在の「伝説のクリーチャー」に落ち着いています。 - 現在のシステムの問題点: 最新セット『ダスクモーン:戦慄の館』の「恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォス」というカードは、「エルダーデーモン」と「昆虫」という2つのタイプが詰め込めない問題が発生しました。
カードのテキスト欄に「伝説の」タイプがあることで、他の特徴を記載するスペースが不足するケースが増えているのです。 - 解決策の模索: MTGのリードデザイナーであるマーク・ローズウォーターは、「伝説の」タイプを短縮する案を検討していると発言しています。
例えば「レジェンド」に戻すという提案もありますが、それほど大きな変化にはならないかもしれません。 - 伝説のタイプ削除の可能性: 一部では「伝説の」というタイプ自体を削除するという案も浮上しています。
カードのフレームが既に「伝説の」クリーチャーであることを示しているため、この変更が大きな問題を引き起こすことは少ないと考えられています。
また、かつてプレインズウォーカーが「伝説のプレインズウォーカー」と明記されていなかった時代もあり、これもそのルールの一環として考えることができます。 - プレイヤーの適応力: 最近のMTGではテキストレスカードや読みづらいプロモカードが増加していますが、プレイヤーはそうした複雑さにも対応できています。
このため、カードに「伝説の」と明記されなくても、プレイヤーが混乱することは少ないと予想されます。 - 今後の展開: マーク・ローズウォーターの発言によると、今後もこの問題についての議論は続くものの、すぐに大きな変更が行われるわけではなさそうです。
特に、初心者を対象としたMTG 『ファウンデーション』が目前に控えているため、新規プレイヤーに対して複雑な変更を行うことは見送られる可能性があります。
まとめ
伝説のクリーチャーは、MTGの歴史と物語の中で重要な役割を果たしてきましたが、現在のカードデザインの進化に伴い、そのタイプ表記が問題となりつつあります。
将来的には「伝説の」というタイプ表記が変更されるかもしれませんが、ゲーム自体のルールや機能が大きく変わることはないでしょう。
プレイヤーとしては、新たなデザイン変更がもたらす影響を見守りつつ、今後のMTGの進化を楽しむことが大切です。
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