【MTGRocks】記事情報:28年前の再録禁止のカードが謎の285.2%価格上昇。
『霊気走破』の新たな統率者デッキ「永劫なる力」が話題となり、多くのプレイヤーがアップグレードカードを探し求めた。
しかし、その影響が落ち着いた今、MTG市場では不可解な価格変動が見られる。
特に「時の砂」の価格が突然320%も上昇し、投資家の買い占めによる影響が疑われている。
今回は、このカードの急騰の理由と、今後の見通しについて解説する。
要点解説
1. 「時の砂」とは?
- 『ヴィジョンズ』に収録された古いアーティファクトカードで、アンタップフェイズを独特の方法で処理する効果を持つ。
- 対戦相手のリソースを制限するスタックス的な能力を持ち、適切なデッキで悪用可能。
- 競技フォーマットでは使用されていないが、一部のコンボデッキでは採用されることもある。
2. 価格急騰の理由
① 『霊気走破』とのシナジー
- 「止められない計画」や「荒野の再生」と組み合わせることで、「時の砂」のデメリットを無効化できる。
- 「歴戦の獣騎兵」が追加され、より柔軟な運用が可能になった。
- さらに「ストリオン共鳴体」と組み合わせることで無限マナコンボが成立。
② 投資家による買い占め
- 2025年1月30日にTCGplayerで大量購入され、市場の供給が急激に減少。
- 再録禁止リストに含まれるため、供給が限られ、価格上昇の影響を受けやすい。
- 過去に「満たされぬ想い」なども同様の投機的な価格変動を経験。
③ 競技シーンでの使用はほぼなし
- 一部のコンボデッキに採用されるものの、一般的な統率者戦や競技フォーマットではほとんど使われていない。
- 需要が一時的なものである可能性が高い。
3. 今後の価格予測
① 価格上昇が続く可能性
- 再録禁止リストにあるため、長期的には価値が下がりにくい。
- 再録の可能性がゼロであり、時間が経つほど希少性が増す。
- 価格が安定すれば、投資対象として保持される可能性がある。
② 短期的には価格下落の可能性
- 投機的な動きで一時的に価格が上昇しているが、需要が続かなければすぐに下落する可能性。
- 類似カードの例では、一時的な価格高騰後に市場が冷え込み、価格が元に戻ることが多い。
- 現在の高値(約1,700円)では、需要が低くなり買い手が減る可能性もある。
まとめ
「時の砂」の急騰は、新セット『霊気走破』とのシナジー要素に加え、投資家による買い占めの影響が大きい。
- 新カードとのコンボで使いやすくなったが、競技フォーマットではあまり採用されていない。
- 再録禁止リストにあるため、長期的な価値は維持される可能性が高いが、短期的な価格変動には注意が必要。
- 投資家の動向次第で、さらに価格が上がるか、急落するかが決まるため、市場の推移を慎重に見守る必要がある。
価格が安定するまでは、慎重に判断し、必要以上の出費を避けるのが賢明だろう。
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