5色78枚のエキサイティングなデッキが大型イベントを制覇。 -マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:5色78枚のエキサイティングなデッキが大型イベントを制覇。

『ローウィンの昏明』の登場以降、スタンダード環境は大きな変化を続けています。
緑のクリーチャーデッキ一強に見えた序盤から、プロツアーではイゼット・エレメンタルやディミーア・終末の加虐者など新戦略が台頭し、プレイヤーは絶えず環境に適応せざるを得ない状況です。
そんな中、Magic Onlineのチャレンジイベントで、78枚構成という大胆な5色「自然の律動」デッキが好成績を残しました。
本記事では、その構築思想、ツールボックス戦略の強みと弱点を整理します。

要点まとめ

■ 5色「自然の律動」枚構成の目的と特徴

  • 「自然の律動」デッキの基本方針は、マナクリーチャーによる高速展開で大型呪文につなぐこと。
  • 「ラノワールのエルフ」「遺伝子送粉機」など1ターン目から動けるマナ加速が厚く、続く「アナグマモグラの仔」や「蜘蛛の顕現」で大量のマナを確保できる。
  • 最強のマナ消費手段は「自然の律動」と大型クリーチャー群で、最終的には「孔蹄のビヒモス」で一撃必殺が可能。
  • 「量子の謎かけ屋」の4枚採用により、息切れしにくい構成になっている。

■ 78枚構成が可能にした“濃密ツールボックス”

  • 60枚では枠が足りずサイド行きになるカードをメインに搭載できる点が最大の強み。
  • 「自然の律動」と「並外れた語り部」の4枚体制によって、1枚差しカードを安定して引ける状況が生まれる。
  • 「刻み群れ」対策には「門衛のスラル」、墓地を使うスパイダーマン系統には「鋭い目の管理者」が優秀。
  • 赤単対策として「爆発的神童」、広範囲の小型除去として「怪異の闘士」も機能する。

■ ツールボックス化の実利

  • 不意の1枚差しメタカードが刺さる試合が多く、特にバント・エアベンダーや「刻み群れ」など特定依存型デッキに強く働く。
  • メインにチューター先を詰め込めるため、サイドボードには「ローウィンの主、オーコ」3枚やカウンター呪文群など対コントロール用枠を増やせる。
  • これにより幅広いマッチアップに対応でき、環境変化に強くなる。

■ 78枚構築のデメリット

  • デッキの「安定性」が下がる点が最大の弱点。
  • マナクリ→「アナグマグモリの子」と続く理想的なカーブ成功率が60枚構築に比べて低い。
  • 「自然の律動」や「並外れた語り部」の引き込み率も低下し、爆発的な動きがしにくい試合が増える。
  • さらに、インスタント速度の回答が乏しいため、上陸やティムール調和者の最高速度に対応できない試合も存在する。

■ それでも109人チャレンジを制した理由

  • 多様な1枚差しメタカードが環境の強デッキに刺さる構造が成立。
  • デッキの“厚み”により、相手の想定外の状況に対応しやすく、勝ち筋の幅が広かった。
  • ツールボックス要素+大量マナ加速+大型フィニッシャーの組み合わせが、長期戦でも短期決戦でも強い。

まとめ

78枚構成という異色の5色「自然の律動」は、通常なら収まりきらないメタカードをメインに抱えることで、多様な強敵に対応する柔軟性を手に入れました。
その一方で、引きの安定性という代償はあるものの、大量のマナ加速と強力なフィニッシャーによる爆発力は健在です。
環境が揺れ動く中、ツールボックス化された「自然の律動」は、さらなる構築の余地を大きく残しています。
109人大会を制したこの構築は、今後のスタンダードでも一つの指針となるでしょう。

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