AIアート疑惑でMTGプレイヤーが『アバター』カードを次々破り捨てる。 -マジック：ザ・ギャザリング

MTGの新セット『アバター 伝説の少年アン』は、ファンから高い評価を受けています。
シリーズ愛にあふれるデザインと強力なカード性能が魅力ですが、一部カードをめぐる論争も発生しています。
特に「頑固な教師、トフ」を巡るAIアート疑惑は、SNSで大きな話題となりました。

要点解説

• セット全体の評価

  • 『アバター 伝説の少年アン』セットは、ファンにとって深い世界観を楽しめる要素が満載。
  • カード性能も強力で、競技・カジュアル問わず注目度が高い。
  • 売上は「Final Fantasy」セットほどではないが、成功といえる。

• 問題視されたカード「頑固な教師、トフ」

  • 4マナで土地を自在に「土の技」でき、呪文を再利用できる強力な能力を持つ。
  • 欠点は色の制約（赤緑＝グルール）で、ドロー補助が乏しいため構築難易度が高い。
  • 統率者としては人気が低めだが、他デッキの99枚枠では有用。

• AIアート疑惑の発端

  • アーティストRuwen Liuが過去にAI関連プロジェクトに関与していたため、公開直後から「AI生成では？」との疑念が広がった。
  • SNSではカード破壊やプロキシ作成、さらには「食べる」など過激な反応も。
  • LiuはTwitterで「AIは使っていない」と明言し、制作過程のラフを公開して手描きであることを証明。

• WizardsのAIポリシーと背景

  • 2024年に「最終製品にAI生成ツールを使用しない」方針を再確認。
  • しかし、過去のAI使用問題や現在のAIブームにより、疑惑は繰り返し発生。
  • 最近ではTMNTセットの「Pizza Lands」でも同様の疑念が浮上し、別のアーティストが手描き証明を行った。

• 価格換算の参考

  • 「頑固な教師、トフ」の市場価格は約620円。
  • セット全体のブースターパックは約1,080円前後で販売。

まとめ

『アバター 伝説の少年アン』セットは、MTGファンにとって魅力的な内容でありながら、AIアート疑惑という現代的な問題に直面しました。
今回のケースでは手描きであることが証明されましたが、AI技術の普及に伴い、今後も同様の論争は続く可能性があります。
プレイヤーとしては、事実確認を重視し、クリエイターへの信頼を損なわない姿勢が求められます。