MTGスパイダーマンの新メカニズム解説:「大混乱」「ウェブスリング」 ほか。 – マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:MTGスパイダーマンの新メカニズム解説:「大混乱」「ウェブスリング」 ほか。

 

 

 

 

 

『マジック:ザ・ギャザリング(MTG)』とマーベルのコラボによる「スパイダーマン」セットに先行して公開された「ウェルカム・デッキ」から、新たなメカニズムが明らかになりました。
カード自体の性能は高くないものの、「大混乱」「ウェブスリング」「Harness」といった新能力の存在が確認され、今後の注目ポイントとなっています。
これらのメカニズムは、他の強力なカードにも登場しており、スパイダーマンセット全体の設計思想を垣間見ることができます。

要点解説

  • 「大混乱」
    ・主にヴィラン系カードに登場する新メカニズム
    ・手札から捨てられたとき、そのターンの間だけ墓地から唱えられる(マッドネスとは異なり即時ではない)
    ・ソーサリーなどは通常のタイミング制限に従う必要あり
    ・追放ではなく墓地から唱えるため、「墓掘りの檻」などの墓地対策が有効
    ・マッドネスよりも弱いが、他の能力のディスカード・コストを有効活用できる点で有用

  • 「ウェブスリング」
    ・ヒーロー系カードに登場する、忍術能力に似た別コストキャスト手段
    ・タップ状態のクリーチャーを手札に戻すことで代替コストとして使用可能
    ・起動型能力ではないため、戦闘中に使うにはインスタント速度で唱えられる必要がある
    ・「配備」などタップを要求する他のメカニズムとの相性が良い
    ・「アメイジング・スパイダーマン」はすべての伝説の呪文に「ウェブスリング」を与える効果を持ち、「ファイレクシアへの門」や「ドクター・オクトパス」などの大型呪文も軽く唱えられる可能性がある

  • 「Harness」
    ・「ソウル・ストーン」に代表されるインフィニティ・ストーン系専用の能力
    ・特定のマナコストと追加コスト(例:クリーチャーの追放)を支払うことで、「∞(インフィニティ)」能力を起動
    ・ソウル・ストーンは、破壊不能な黒マナ・アーティファクトとして序盤に機能し、終盤では毎ターンリアニメイトが可能な強力カードに変化
    ・カジュアル統率者戦で非常に強力。スタンダードでの使用も視野に入る

  • MDFC(両面モードカード)の採用
    ・ヒーロー系カードはすべてMDFC(モード両面カード)で構成されており、片面は低マナ域、もう一方は強力な変身後の姿
    ・序盤はテンポを重視して小型面をプレイし、後に変身してパワーアップ可能
    ・これにより、カード1枚でゲームの異なるフェーズに対応できる柔軟性が高い

  • 将来性と評価
    ・「大混乱」や「ウェブスリング」は現時点で強力とは言い難いが、柔軟で汎用性が高く、多フォーマットでの活用が可能
    ・特定セットにしか使えない能力(例:毒性)のように使い捨てで終わらない点が評価されている
    ・特別なシナジーパッケージを必要とせず、単体で成立する設計は今後のメカニズムデザインにも良い影響を与える可能性がある

まとめ

MTGのスパイダーマンコラボによって登場した新メカニズム「大混乱」「ウェブスリング」「Harness」は、いずれも過去の人気能力を踏襲しつつ、独自の進化を遂げています。
現時点では強烈なパワーカードとは言えませんが、柔軟性や相性の良さが光る設計であり、今後のサポート次第では活躍の場が広がるでしょう。
単体でも機能するこれらの能力が、新たなデザイン哲学の一端となるか、注目が集まっています。

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