【MTGRocks】記事情報:MTGデザイナー、「ユニバース・ビヨンド」への否定的な意見を変える方法はあるかと問いかけ。



『Magic: The Gathering(MTG)』における「ユニバース・ビヨンド」シリーズは、その革新性と商業的成功で注目を集めてきました。
2025年には『ファイナルファンタジー』とのコラボが1日で約2億ドル(約294億円)を売り上げるなど、大成功を収めています。
しかし、その一方で、価格の高騰や再録問題、セット数の多さに対する不満の声も絶えません。
要点解説
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価格の高さが大きな障壁に
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通常セット(『久遠の終端』)のプレイブースターが約807円に対し、ユニバース・ビヨンドの『ファイナルファンタジー』は約1,028円と24%高額。
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コレクターブースターに至っては約3,672円に対し、ファイナルファンタジー版は約5,584円と約52%も上昇。
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強力カード「迷える黒魔道士、ビビ」などは1枚約5,586円で取引されており、スタンダード環境のプレイヤーにとって負担が大きい。
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再録困難なカード群
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『指輪物語』の「一つの指輪」や『ドクター・フー』の「The Fourteenth Doctor」などは、能力の強さや希少性から価格が高騰中(それぞれ約8,232円、約13,671円)。
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名前やアートが独自であること、ライセンスの制約があることから、再録が極めて難しい状況。
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「Universes Within(再録版)」の供給源だった《The List》は2023年に終了し、今後の再録見込みは不透明。
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リリース数の過剰感
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年間6セットがリリースされる中、すべてがスタンダードに影響するため、特にスタンダード勢は常に最新情報を追わなければならず、疲弊の声も。
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多くのプレイヤーが製品数の多さに不満を抱えているものの、売上自体は堅調であり、Silent Majority(声なき多数派)が支持している可能性も。
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プレイヤーの声を聞く姿勢はある
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ユニバース・ビヨンドに対するフィードバックを募る形で、マーク・ローズウォーター氏がSNSで意見を求めた。
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再録に関しては「Mastersセット復活」や「Through the Omenpaths」など、改善案があるものの、需要不足により実現性は低いとされる。
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まとめ
ユニバース・ビヨンドはMTGに多くの新規ファンと莫大な売上をもたらす一方で、既存プレイヤーからは価格上昇、再録困難、セット過多などの問題点が指摘されています。
Wizards of the Coastはプレイヤーの声を聞く姿勢を見せており、将来的な改善の余地も残されていますが、ライセンス料や製品戦略の都合から抜本的な解決には時間がかかるかもしれません。
今後の動向に注目が集まります。
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