【MTGRocks】記事情報:MTGのヘッドデザイナーは、マルチカラー共闘は失敗だったと主張。
Magic: The Gathering(MTG)のカードデザインやメカニズムにおける誤りは、これまでに何度か起こってきました。
最近では、Wizards of the Coast(WOTC)のデザイナーであるマーク・ローズウォーターが、統率者戦フォーマットで使用される「共闘」メカニズムが設計上のミスだったことを認めました。
このメカニズムは、当初は斬新なアイデアでしたが、現在ではその問題点が浮き彫りになっています。
この記事では、共闘メカニズムの欠点と、その改良案について解説します。
要点解説
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共闘メカニズムの概要
- 共闘メカニズムは、統率者戦フォーマットでプレイヤーが2つの異なる統率者を同時に使用できるという強力な効果を持っています。
特に多色の共闘は、デッキ構築の自由度を大幅に広げるため、強力なデッキが作りやすくなりました。 - WOTCはこのメカニズムの意図として、4色デッキの構築を容易にすることを目指していましたが、結果的に過剰なデッキパワーの原因となり、設計ミスとして認められるようになりました。
- 共闘メカニズムは、統率者戦フォーマットでプレイヤーが2つの異なる統率者を同時に使用できるという強力な効果を持っています。
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設計上の問題点
- 多色共闘の問題:特に競技EDH(cEDH)では、共闘の多色性が強力すぎるとされ、デッキに2つ目の統率者を無償で追加することが戦略的に有利となります。
例えば、「トリトンの英雄、トラシオス」と「織り手のティムナ」のデッキでは、白と黒の強力なカードが簡単に組み込まれ、強力なデッキを構築できてしまいます。 - 色の制約の回避:共闘を使うことで、本来のデッキの色制限を回避することが可能であり、これはMTGのバランスを崩す要因になっています。
例えば、「ロフガフフの息子、ログラクフ」と「求道の達人、サイラス・レン」を組み合わせることで、赤や青の強力なカードを簡単に利用できるようになります。
- 多色共闘の問題:特に競技EDH(cEDH)では、共闘の多色性が強力すぎるとされ、デッキに2つ目の統率者を無償で追加することが戦略的に有利となります。
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単色共闘の提案
- マーク・ローズウォーターは、共闘が単色であれば、問題が軽減されたかもしれないと指摘しています。
単色共闘のみであれば、プレイヤーは多色のデッキを無理に作ることができなくなり、よりバランスの取れたゲーム環境が実現できた可能性があります。
- マーク・ローズウォーターは、共闘が単色であれば、問題が軽減されたかもしれないと指摘しています。
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プレイヤーの反応
- プレイヤーの中には、「共闘が単色であれば、そもそもこのメカニズムを使わなかったかもしれない」との意見もあります。
さらに、「4色デッキを促進するためには、単色共闘ではなく、もっと多くの4色統率者を作るべきだった」という指摘も見られます。
- プレイヤーの中には、「共闘が単色であれば、そもそもこのメカニズムを使わなかったかもしれない」との意見もあります。
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今後の改善点
- WOTCは過去のデザインミスを認め、今後はより良いゲーム体験を提供するために改善を続ける姿勢を示しています。
共闘メカニズムに関しては、単色共闘や他の代替手段が検討されており、今後のセットでも類似のミスが起こらないよう工夫がなされるでしょう。
- WOTCは過去のデザインミスを認め、今後はより良いゲーム体験を提供するために改善を続ける姿勢を示しています。
まとめ
共闘メカニズムは、MTGの統率者戦フォーマットにおいて革新的なアイデアとして導入されましたが、その多色性がバランスを崩す要因となり、設計上の問題が明らかになりました。
単色共闘という改良案は、一部のプレイヤーに受け入れられないかもしれませんが、バランス調整のためには有効な手段である可能性があります。
WOTCは今後もプレイヤーのフィードバックを取り入れつつ、デザインのミスを改善し、より良いゲーム体験を提供することが期待されます。
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