MTGプレイヤーの不満爆発? WOTCへの信頼が急速に低下。 – マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:MTGプレイヤーの不満爆発? WOTCへの信頼が急速に低下。

 

 

 

 

2025年10月の「マジック:ザ・ギャザリング(MTG)」は、比較的静かな月となっている。
大型イベントや新セット発売も少なく、一息つける期間となっているが、その裏ではプレイヤーの間に不穏な空気が広がっている。
9月末に公開された「2026年の発売スケジュール」や、ユニバース・ビヨンド(Universes Beyond)関連の発表を受け、ファンの間ではウィザーズ・オブ・ザ・コースト(WotC)への不満が高まっているのだ。
最近のデータ調査によると、プレイヤーの信頼度や購入意欲が大幅に低下しており、MTG界に小さな危機感が漂っている。

要点解説

  • プレイヤー満足度の急落
    「Magic Data Science」が実施した10月のアンケートによると、ウィザーズの仕事に「強く不満」と答えた割合が過去最高を記録。
    「MTGが正しい方向に進んでいる」と回答したのはわずか6.2%。
    「今はカードを買うべき時期ではない」と回答したのは51.2%に達した。
    票数は508票と限定的だが、明らかにプレイヤーの心理に変化が見られる。

  • 不満の主因:ユニバース・ビヨンドの増加
    2026年のラインナップでは、ユニバース・ビヨンドが4セット、通常のマジック多元宇宙セットが3セットという構成が発表された。
    これにより「コラボ作品ばかりで、マジック本来の世界観が軽視されているのでは」との懸念が噴出。
    SNS上では「もう本編が脇役扱い」「MTGがブランドコラボカードゲーム化している」といった声が多数見られる。

  • 最近の不調セットも影響
    最新の『スパイダーマン』セットが期待外れだったことも批判を加速させた。
    限定イベントの参加者数が低調。
    「ピック2」形式など実験的なルールが不評。
    一方で、『ファイナルファンタジー』コラボのような成功事例もあるが、その熱は一時的で、現在の空白期間が不満を助長しているとみられる。

  • 一部では“声の大きい少数派”の可能性も
    専門家や有名プレイヤーの間では、「今回の不満はネット上の一部コミュニティに偏っている」との見方もある。
    実際、『ファイナルファンタジー』コラボは発売初日に約30億円の売上を記録しており、ビジネス面では依然として成功している。
    MTGは依然として強固なブランド力を保っており、ウィザーズが「ユニバース・ビヨンド」と「本編世界」の比率を柔軟に調整できる余地は十分にある。

  • “新近性効果”の影響
    直近の『スパイダーマン』における不調や過去の炎上が重なり、短期的な失望感が膨らんでいる可能性もある。
    しかし『ローウィンの昏明』や『アバター 伝説の少年アン』セットが発売されれば、再び評価が好転する可能性も指摘されている。
    過去にも『​久遠の終端』のような奇抜なテーマが最終的に高評価を得た例がある。

  • WotCの姿勢と今後の見通し
    ウィザーズと親会社ハズブロは営利企業である以上、売上を優先するのは当然の判断といえる。
    ただし現時点では「ユニバース・ビヨンド一色」には舵を切っておらず、本編世界との50:50バランスを維持していく姿勢を明確にしている。
    今後もプレイヤーの反応を見ながら方向性を調整するだろう。

まとめ

2025年10月、MTG界では「ユニバース・ビヨンド偏重」と「スパイダーマン不調」をきっかけに、プレイヤーの不安と批判が急拡大している。
しかし、全体の傾向を見れば、これは“声の大きい少数派”の反応である可能性が高く、WotCがブランドを放棄する兆しはない。
むしろ、2026年に向けた調整段階の試行錯誤とも言える。

『ローウィンの昏明』や『アバター 伝説の少年アン』など次期大型セットの完成度次第では、現在のネガティブな空気が一変する可能性もある。
プレイヤーの不安を払拭できるか――今後のウィザーズの対応が、MTGブランドの信頼回復の鍵を握っている。

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