【MTGRocks】記事情報:MTGの問題児「有翼の叡智、ナドゥ」、新たなフォーマットで再び禁止。

2025年11月、デュエルコマンダーの禁止・制限リスト更新が発表されました。
しかし、今回のアップデートは前例のない混乱を招いています。
フォーマットの管理団体が分裂し、複数の異なる禁止リストが存在する状況となり、MTGOでは更新が一時停止中です。
プレイヤーにとって、この分裂は長期的にフォーマットの健全性を脅かす可能性があります。
要点解説
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フォーマット分裂の背景
- コミュニティ主導のパネルが分裂し、現在3つのバージョンが存在:
- MTGO版(旧リストを維持)
- Duelcommander.org版(合理的な更新)
- Mtgdc.info版(大幅な変更を伴う過激な更新)
- Wizardsは「統一が達成されるまでMTGOの更新は停止」と発表。
- コミュニティ主導のパネルが分裂し、現在3つのバージョンが存在:
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主要な変更(Duelcommander.org版)
- 「有翼の叡智、ナドゥ」の禁止
- モダン、レガシー、通常の統率者戦でも禁止済みの壊れカード。
- 「手甲」などゼロマナ対象効果と組み合わせて無限コンボが容易。
- コンボが非決定的で長時間プレイを要し、対戦相手に不快感を与える。
- シミック系統率者の選択肢を狭め、環境を歪めていたため排除。
- 「エーテリウム造物師、ブレイヤ」の実験的解禁
- 2017年に禁止された4色統率者が8年ぶりに復帰。
- 当時はコントロール環境で最強だったが、現在は攻撃的戦略が主流。
- WUBRカラー唯一の単体伝説であり、パートナー依存から脱却可能。
- 「試験的」解禁のため、再び禁止される可能性も残る。
- 「有翼の叡智、ナドゥ」の禁止
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もう一方の更新(Mtgdc.info版)
- 「有翼の叡智、ナドゥ」禁止に加え、「Deadpool, Trading Card」も禁止。
- 「意志の力」「伝国の玉璽」「刃を咲かせる者、ナジーラ」など15枚を一斉解禁。
- プレイヤーの多くは「過激すぎる」と批判し、事実上Duelcommander.org版が主流。
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プレイヤーへの影響
- 複数の禁止リストが存在することで、紙とMTGOで環境が異なる。
- 統一が遅れれば、フォーマット離れが進む懸念あり。
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価格換算(参考)
- 「有翼の叡智、ナドゥ」:約3,925円
- 「エーテリウム造物師、ブレイヤ」:約1,256円
- 「意志の力」:約14,130円
- 「伝国の玉璽」:約23,550円
- 高額カードの解禁は市場にも大きな影響を与える可能性。
まとめ
今回のデュエルコマンダーアップデートは、カードの禁止・解禁以上にフォーマットの分裂が問題視されています。
「有翼の叡智、ナドゥ」の禁止は妥当とされる一方、「エーテリウム造物師、ブレイヤ」の復帰は環境変化を象徴する動きです。
しかし、複数の禁止リストが並立する現状は、プレイヤーの混乱とフォーマット離れを招きかねません。今後、管理団体の統一が急務となるでしょう。
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