MTGの『ダスクモーン：戦慄の館』が、ニッチなスタンダードデッキに大きな強化をもたらす。 – マジック：ザ・ギャザリング

【MTGRocks】記事情報：MTGの『ダスクモーン：戦慄の館』が、ニッチなスタンダードデッキに大きな強化をもたらす。

【MTGRocks】記事情報：MTGの『ダスクモーン：戦慄の館』が、ニッチなスタンダードデッキに大きな強化をもたらす。

「マジック：ザ・ギャザリング」（MTG）の新セットがリリースされるたびに、メタの主要プレイヤーたちは新しいカードを使って戦略を練り直し、プレイアビリティを最大化しようとします。
黒単・ミッドレンジはしばらくの間、スタンダードでの存在感が薄かったものの、新セット『ダスクモーン：戦慄の館』の恐ろしい新しいブラックカードの登場により、メタでの躍進が期待されています。
特に、2枚のカードで相手を即座に倒すコンボを3枚のカードに拡張し、さらなる強化が図られています。

要点解説

ブラッドレター・オブ・アクラゾツとの即死コンボ
黒単・ミッドレンジの新しいコンボは、以前から存在していた『イクサラン：失われし洞窟』の「アクロゾズの放血者」を中心に展開されています。
このカードは、自分のターン中に相手が失うライフを倍にする効果を持ち、「戦慄の奔出」などと組み合わせることで相手のライフを一気に削ることが可能です。
これに加え、『ダスクモーン：戦慄の館』から新たに登場した「止められぬ斬鬼」と「重傷」という2つのカードが同様に相手のライフを半分にする効果を持ち、コンボデッキの安定性が大幅に向上しました。
スタンダードにおける黒単・ミッドレンジの現状
現在の黒単・ミッドレンジは、主に骨太なバリューゲームを展開しています。
チビボネや「腐食の荒馬」といった初期ドロップでカードアドバンテージを得た後、「分派の説教者」やケアヴェクなどで中盤から終盤の支配を狙いますが、メタゲームでのシェアは1.68%にとどまり、競技環境での成功は難しい状況です。
放血者コンボを導入することで、現在のデッキ構成を再編成し、さらなる強化が期待されています。
新しいカードとデッキ再編の可能性
「止められぬ斬鬼」や「重傷」を追加することで、コンボの安定性が向上し、既存のフィニッシャーカードである「黙示録、シェオルドレッド」や「ドロスの魔神」の代わりに「アクロゾズの放血者」を採用することが可能です。
さらに、「悪魔的助言」や「限りない強欲」といったカードを導入することで、コンボパーツの安定したサーチが可能となり、デッキの一貫性が向上します。
アグロデッキへの対策
スタンダードの現環境では、グルール・果敢やラクドス・リザード、ボロス・召集などのアグロデッキが強力な存在となっています。
これらのアグロデッキに対して、「抜歯への恐怖」や「苦痛ある選定」、「長い別れ」などのカードをサイドボードに投入し、早期の相互作用を確保する必要があります。