【MTG公式】記事情報:MTGアリーナの発表 – 2025年8月18日








2025年8月19日、MTG Arenaにて最新のデジタル専用セット『アルケミー: 久遠の終端』がリリースされました。
これに伴い、過去に環境を大きくゆがめたカードのバランス調整や、新たなイベント、プレイヤー体験を拡張する機能などが一挙に発表されています。
今後のスタンダード環境や各フォーマットに大きな影響を与える内容が目白押しです。
要点解説
・カードのバランス調整
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「コーリ鋼の短刀」
+1/+1修正とトランプルを削除。
依然として有用なトークン生成手段であるが、即ゲームを決める強さは緩和された。 -
「縮こまる白鳥の雛」
トリガー条件が「自身含む飛行持ちの登場」→「他の飛行持ち」に変更。
「マネドリ」との過剰な連携を抑制。 -
「徴募兵の教官」
ネズミが攻撃したとき → インストラクター自身が攻撃したときにトリガーへ変更。
ソーサリータイミングでの除去猶予が生まれ、対策しやすくなった。 -
「館合わせ」
コントロールを得るタイミングが「即時」→「次の終了ステップ」に変更。
ブロールでの統率者ロックを防止。 -
「傲慢な血王、ソリン」
能力対象が「任意の吸血鬼」→「マナ総量6以下の吸血鬼」に制限。
聖エレンダとの強力すぎる早期コンボを抑止。 -
その他調整されたカード
- 「リバルド・シャンティ」:マナコストを元に戻し、ヒストリックなどで使用可能に。
- 「貝の学者」:3/2 → 2/2に弱体化。
- 「思考ゆすり」:手札のネズミの数に応じてライフ回復を追加。
- 「スピード・ブルードの追尾者」:4/3 → 3/4+絆魂獲得。戦場での存在感と耐久性向上。
・新イベント・機能の展開
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Arena Direct(8月22日~25日)
- 「スタンダード構築」と『久遠の終端』シールドの2種同時開催。
- 7勝達成で『久遠の終端』プレイブースター2箱(在庫限り)を獲得。 -
Arena Anthologies 第1弾&第2弾
- ヒストリック・タイムレス・ブロール向けに構築自由度を高める目的で登場。
- 第1弾:アーティファクト強化(シグネットや剣系)。
- 第2弾:幅広いカード群(「オパールのモックス」はヒストリックでプレ禁止済)。 -
ブロール用デッキ登場
- 「世界播種、ハースハル」「旗艦、インスピリット」の2つの構築済みブロールデッキがストアに登場。 -
COPPA対応強化
- 13歳未満のプレイヤーには保護者の同意が必要に。全プレイヤーに生年月日の入力を求める仕様に変更。 -
イベントスケジュール(抜粋)
- 8/19–9/1:『霊気走破』クイックドラフト
- 9/2–11:『久遠の終端』クイックドラフト
- 8/22:プレイイン・イベント(BO3)
- 8/23–24:予選ウィークエンド(リミテッド形式)
- シーズン報酬:最大5パック+ゴールド+カードスタイルなど
まとめ
『アルケミー: 久遠の終端』はカードパワーだけでなく、MTG Arena全体の環境に大きな影響を及ぼすセットとなりました。
強力すぎたカード群への明確な調整は、健全なメタゲームを再構築する第一歩と言えるでしょう。
また、新たなカードプール強化策「Arena Anthologies」の登場や、イベントの拡充、ブロールデッキの強化など、多角的にプレイヤー体験を支える要素が揃っています。
特に、運営サイドがプレイヤーの声を反映しながら環境を調整している姿勢は、今後のMTG Arenaの発展に大きく寄与するものと考えられます。
8月後半から秋にかけて、デジタル空間のMTGはさらに進化し、より多様な戦略が展開されていくことでしょう。
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