【MTGRocks】記事情報:MTGアリーナ選手権、スタンダード環境の深刻な危機を確認。


今週末は「アリーナ選手権」開催中。賞金総額は約3,700万円で、優勝者はプロツアーや世界選手権への切符を手にします。
しかし、スタンダード環境は極端に偏ったメタゲームとなっており、特定のデッキが圧倒的な支配力を誇る状況が注目を集めています。
要点解説
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メタゲームの深刻な偏り
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最多使用率は「イゼット・大釜」デッキ(「迷える黒魔道士、ビビ」+「アガサの魂の大釜」のコンボ)で使用率54%。
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これは過去に偏りが問題視された「イゼット・果敢」以上の支配率。
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その他のデッキは使用者数が極端に少なく、2位のデッキでも3人のみ。
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支配の兆候は以前から存在
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「ビビ・大釜」は『久遠の終端』 ローテ以降、MTGOのスタンダードチャレンジで常に準優勝以上。
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トップ8に3~6枠を占めることもあり、フォーマット史上まれな支配力を誇る。
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他の出場デッキの顔ぶれ
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「スゥルタイ・コントロール」「ティムール・獰猛」「ティムール・上陸」「ボロス・マウス」など、ポストローテ後ほぼ見なかった新顔が参戦。
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「グルール・昂揚」や「ジェスカイ・アーティファクト」も注目され、特に後者は「武器製造」の新たな使い道次第で伏兵になる可能性あり。
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対策の難しさ
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一部ではコントロール系が有利と言われるが、勝率は決して高くない。
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大会前から「ビビ・大釜」一強との見方が強く、番狂わせは難しいと予想される。
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運営への影響と今後
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次回の禁止制限告知は2025年11月24日予定。
緊急対応がなければ今後3回の「スポットライトシリーズ」イベントも同環境のまま進行する恐れ。 -
今大会の結果次第で、禁止改定の前倒し検討が加速する可能性もある。
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まとめ
アリーナ選手権のスタンダードは、半数以上を「ビビ・大釜」が占める異常なメタ環境となっています。
約3,700万円の賞金を懸けた戦いではありますが、現状では一強状態を崩すのは困難と見られます。
今大会が波乱を起こせるか、あるいは禁止改定の引き金になるのか──その行方は、スタンダードの未来を左右する重要な試金石となるでしょう。
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