MTG統率者のコスト削減クリーチャーが300%の値上がり。 – マジック：ザ・ギャザリング

【MTGRocks】記事情報：MTG統率者のコスト削減クリーチャーが300%の値上がり。

MTG（マジック:ザ・ギャザリング）の『サンダー・ジャンクションの無法者』セットから登場した統率者カード「抜け目ない交易商人」は、リリース当初はあまり注目されていませんでした。
しかし、2024年8月にその価格が約147円から約588円に急騰しました。
このカードが持つ強力な能力が、「ブルームバロウ」セットの新しい統率者と組み合わせることで評価され、人気が急上昇しているのです。

要点解説

• 「抜け目ない交易商人」の能力と特徴

  • マナコスト: 3G
  • カード効果: 戦場に出たとき、自分の墓地からパーマネントカードを1枚追放し、そのカードが追放されている間はプレイできる。
    また、手札以外の場所から唱える呪文のコストを(1)軽減する。
  • デッキでの役割: 相手のカードを奪って唱えるプレイスタイルに適しており、統率者デッキ「重窃盗罪」に収録されています。

• 価格急騰の理由

  • 『ブルームバロウ』のコマンダーとの相性: 「災厄の占い師、グラルブ」や「愚者、フラブス」とのシナジーが評価されています。
    「災厄の占い師、グラルブ」はデッキのトップから高コストのカードを唱え、「抜け目ない交易商人」はそのコストを軽減します。
    また、「愚者、フラブス」が捨てたカードを再度キャストする能力も備えています。
  • 「ゴミの策略家、ムエラ」デッキでの使用: 「ゴミの策略家、ムエラ」はカードアドバンテージエンジンとして機能し、「抜け目ない交易商人」は墓地からの再キャストと、「ゴミの策略家、ムエラ」が追放した高コスト呪文のコスト軽減に寄与します。
  • 他のデッキへの波及効果:「抜け目ない交易商人」は「墓場波、ムルドローサ」などのデッキでも強力で、墓地からの再キャスト時にコストを軽減できる点が評価されています。

• カードを検討すべきか？

  • 強力なデッキに組み込む場合: 緑色のカラーアイデンティティを持ち、手札以外の場所から多くの呪文を唱えるデッキであれば、「抜け目ない交易商人」は強力な選択肢となります。
  • コスト対効果の考慮: 4マナというコストがやや高いため、このカードが十分に役立つ状況でなければ、よりシンプルな「永遠の証人」などの方が効果的かもしれません。

• 制約と限界

  • 緑以外のデッキでの制約: 手札以外から呪文を唱える能力を持つカードは、緑以外のカラーアイデンティティが多いため、「抜け目ない交易商人」の採用は制約される可能性があります。

まとめ

「抜け目ない交易商人」は、当初は注目されていなかったものの、最近の『ブルームバロウ』セットの影響でその価値が見直され、価格が急騰しています。
特に手札以外の場所から呪文を唱えるデッキで活躍が期待され、緑色のカラーアイデンティティをサポートするデッキで強力な選択肢となるでしょう。
ただし、デッキの構成や戦略によっては、他のカードの方が適している場合もあるため、慎重に検討することが重要です。

「抜け目ない交易商人」は『重窃盗罪』に収録されています。
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