MTGデザイナー、コモンの伝説クリーチャー増加を確認。 – マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:MTGデザイナー、コモンの伝説クリーチャー増加を確認。

 

 

 

 

マジック:ザ・ギャザリング(MTG)において、「レアリティ」は単なる価値指標ではなく、ゲームバランスを取るための重要な設計要素です。
これまでコモンの伝説のクリーチャーはほとんど存在しませんでしたが、最新の『スパイダーマン』セットでその状況が大きく変わろうとしています。

要点解説

  • これまでの状況

    • コモンの伝説クリーチャーはこれまでわずか3種のみ。

    • 基本的に伝説はアンコモン以上に割り当てられ、複雑さを抑える設計がされていた。

  • スパイダーマンセットでの変化

    • 公開されたカードの中だけでコモン伝説が9種登場(従来比約300%増)。

    • マーク・ローズウォーター氏は「実験中」とコメントし、今後も増加する可能性あり。

    • 「ユニバース・ビヨンド」企画では、外部IPの主要キャラクターを全て伝説にする必要があり、枠不足解消のためコモン化は合理的な手段とされる。

  • 過去の懸念点

    • 以前は「ゲーム内での違和感」を理由にコモン伝説を避けてきた経緯がある。

    • 『モダンホライゾン3』の「熾火魔道士、スコア」などは性能面でも不評だった。

  • パウパー環境への影響

    • これまでのパウパーには実用的な伝説が存在せず、黒の定番除去「喪心」が安定して機能していた。

    • 新カード「Spider-Man, Web-Slinger」や「Spider-Man, Brooklyn Visionary」は実戦的で、除去環境やデッキ構築に変化を与える可能性大。

    • 伝説の増加はパウパーの「非伝説性」という独自色を薄め、他フォーマットとの同質化を招く懸念もある。

  • リミテッドへの影響

    • リミテッドはレアリティの役割が最も大きく、コモン伝説の増加は構築の自由度やプレイ感に影響。

    • 同名伝説を複数引くことで、伝説ルールにより盤面が窮屈になる可能性。

    • ドラフトやシールドでのデッキバランス調整が難しくなる恐れ。

まとめ

『スパイダーマン』セットでのコモン伝説クリーチャーの大量追加は、単なる新鮮な試みではなく、パウパーやリミテッドに構造的な変化をもたらす可能性があります。
今後もこの流れが続けば、MTGのフォーマット間の境界や戦略の前提条件が大きく揺らぐかもしれません。

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