【MTGRocks】記事情報:MTGデザイナー、デジタル専用「アルケミー」メカニズムの紙版復活を示唆。



MTG Arena専用の人気メカニズム「創出」が、紙のMTGに導入される可能性が浮上しました。
ヘッドデザイナーのマーク・ローズウォーター氏がBlogatogで示唆したもので、正式な時期は未定ですが、大きな注目を集めています。
主なポイント
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「創出」の概要
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Arenaで導入された特殊メカニズム。
指定されたカードを“存在していない場所から”生成し、手札や戦場に加える。 -
代表例は「片目のガース」がアルファ版の6種類のカードをコピーして生成する能力。
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『モダンホライゾン』シリーズでも「不休のディサ」「タルモゴイフの巣」などが類似挙動を持つ。
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紙MTGへの導入可能性
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ローズウォーター氏は「おそらく導入されるが、デジタルほどの自由度はない」と発言。
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これまで150枚以上の「創出」系カードが設計済みで、再利用は容易。
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『Mystery Booster 2』でのアルケミー・カード収録からも需要が確認されている。
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課題と制限
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紙で実装する際は複雑性が大きな問題に。
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特に「呪文書」系(24種類の候補カードから選んで生成する仕組み)は現実的に不可能。
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手札やライブラリーにカードを生成する形式も避けられる可能性大。
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現実的な方向性:戦場にトークンとして生成する形式、あるいはサイドボードから特定カードを持ち込む形式。
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ロジスティック上の懸念
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「創出」対象のカードをプレイヤーが把握・用意する必要があり、トークンや専用カードの印刷が必須。
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限定構築ならまだしも、リミテッド環境では事前準備が煩雑化し混乱を招く可能性が高い。
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そのためWotCが導入する場合は「ごく一部のカードに限定」される見込み。
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デザイン上の利点
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通常の環境では使えないカードを一時的に登場させられるため、デザインの自由度が拡大。
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「頭目の神官」などファン人気の高いカードが既に存在。
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ただし「パワー9」のような強力カードや悪用の余地があるカードを生成する設計は回避される可能性が高い。
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まとめ
「創出」はArenaで独自進化したメカニズムですが、ローズウォーター氏の発言により紙MTGへの実装可能性が示されました。
ただし、実現する場合はデジタル版に比べて大幅に制限され、戦場にトークンを生成するシンプルな形に留まると見られます。
実装すれば新たなデザイン領域を切り開く一方で、複雑さや準備の負担をどう解消するかが最大の課題です。
導入がいつになるかは不明ですが、ファンにとっては期待と不安が入り混じる大きな話題となっています。
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