【MTGRocks】記事情報:MTGデザイナー、「モダン直行セット」からの方針転換を明かす。



2019年から続いてきた『モダンホライゾン』シリーズなどの“モダン直行”セット。強力なカードが多数登場し、賛否を呼んできたこのシリーズが、ついに終焉を迎えるかもしれません。
Wizards of the Coastのマーク・ローズウォーター氏が明言した「今後は減らしていく」という方針は、モダン環境に大きな影響を与えることになりそうです。
■要点解説
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モダン直行セットとは?
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『モダンホライゾン』など、スタンダードを経由せずに直接モダンに影響を与えるカードを収録したセット。
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これまでに4作品が登場し、環境に多大な影響を与えてきた。
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問題点多数、プレイヤーの不満も大きかった
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『モダンホライゾン』の「甦る死滅都市、ホガーク」、『モダンホライゾン2』の「悲嘆」+「Scam」戦略、『指輪物語:中つ国の伝承』の「一つの指輪」など、禁止カードのオンパレード。
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「有翼の叡智、ナドゥ」も『モダンホライゾン3』で登場し、モダンだけでなく統率者戦でも問題視された。
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強力すぎるカード群により、フォーマットが事実上“再構築”されてしまうことも多く、多様性や創造性を損なう一因となっていた。
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Wizardsの方針転換が発表に
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マーク・ローズウォーター氏のブログ「Blogatog」にて、「今後はモダン直行セットを大幅に減らす」と明言。
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完全にゼロではないが、今後は年1回出ていたものがさらに希少化する見込み。
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一方で肯定的な評価も
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限定的なメカニクスや、過去の世界・キャラクターを復活させるデザインの自由度は高く、「時のらせん」ブロックの現代版という声も。
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「ファイレクシアの塔」「毒の濁流」「オアリムの詠唱」など再録カードも魅力的で、カード入手の助けになっていた。
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代替策は?今後の展望
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「Universes Beyond」のスタンダード準拠化や統率者デッキ(例:『Fallout』、『ドクター・フー』)に注力していく可能性が高い。
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『Jumpstart』シリーズの拡充も一案。特に『ファウンデーションズ ジャンプスタート』など、構築フォーマット対応の可能性を持つセットは有望。
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2026年には第7セットの登場も予定されており、今後の詳細は間近の「MagicCon: Atlanta」で発表される可能性が高い。
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■まとめ:直行セットの時代に終止符、これからのモダンはどう変わる?
モダン環境を根本から揺るがしてきた「モダン直行」セットの終焉は、多くのプレイヤーにとって歓迎すべきニュースでしょう。
一方で、自由なデザインや再録によるカード供給という恩恵もあっただけに、その代替策がどれほど効果的かが今後の鍵を握ります。
次なるモダンの形は、Wizardが選ぶ新たな道によって形作られることになりそうです。
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