【MTGRocks】記事情報:MTGデザイナーが大規模なクリーチャータイプの更新を批判
『マジック:ザ・ギャザリング(MTG)』では毎年新しいセットが登場し、独自のメカニズムやデザインがプレイヤーたちのデッキ構築に新風を吹き込みます。
その一方で、既存カードの「クリーチャータイプ」更新がプレイヤー間で注目されています。
この記事では、MTGのクリーチャータイプ更新に関する現状と展望を解説します。
要点解説
1. 過去の「大規模クリーチャータイプ更新」
- 背景: 2007年の『ローウィン』リリース時に、1,197枚のカードが更新され、人間やドライアド、マーフォークといったサブタイプが追加された。
- 結果: ゲームの一貫性向上に寄与したが、一部カードが印刷時のデザインと異なり、プレイ体験に混乱を招いた。
2. 最近のクリーチャータイプ更新
- 例: 2021年、約250枚のカードに「ファイレクシアン」のサブタイプが追加された。
- 影響: モダンの感染デッキでは、「疫病を仕組むもの」が強力な対策カードとなり、メタ環境に大きな変化をもたらした。
- 課題: 新規プレイヤーにとって、印刷されたカードのタイプが変更されることは混乱の原因となり得る。
3. 今後の更新方針
- マーク・ローズウォーターの見解: 大規模なタイプ更新は行わない方針を表明。
理由として、印刷されたカードの機能が変わることでプレイの一貫性が損なわれる点を挙げた。 - 小規模な更新の可能性: 新セット『霊気走破』では、サメ人間「Chordatans」が新たに公式のクリーチャータイプとして追加される予定。
これに伴い、過去の関連カードにも小規模なエラッタが適用される可能性がある。
4. 更新が求められるカードの例
- 「金貸しザメ」「大ヒレの用心棒」: 新しいタイプ「Chordatans」に変更される可能性が高い。
- 「根気強い探偵」: 名前に「探偵」が含まれているにもかかわらず、関連タイプがないことが混乱を招く要因となっている。
- 「高潔な旗騎士」「貴族の教主」: 「貴族」タイプを持つべきとされるカード。
まとめ
MTGのクリーチャータイプ更新は、ゲームの一貫性や新規プレイヤーへの配慮という観点で慎重に進められています。
大規模な更新は過去の課題から見送られていますが、小規模なエラッタは今後も継続して行われる見通しです。
特に新たなタイプ「Chordatans」のようなユニークなクリーチャータイプが追加されるたび、既存カードの見直しが求められるでしょう。
プレイヤーとしては、これらの更新がゲーム体験にどのような影響を及ぼすか注目しつつ、新たなデザインやタイプを楽しむのが良さそうです。
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