【MTGRocks】記事情報:MTGデザイナー、「ユニバースビヨンドのカードはスタンダードから除外される可能性がある」と明言。


『ウォーキング・デッド』のSecret Lairで波乱のスタートを切った「Universes Beyond(UB)」シリーズ。
しかし近年では、『ファイナルファンタジー』セットが発売初日に約2億ドル(約296億円)の売上を記録するなど、その成功は揺るぎないものとなっています。
今後2026年にはさらに3セットのUB製品が登場予定で、MTGにおける存在感は拡大の一途をたどっています。
要点解説:UBを巡る現状と将来の可能性
UBセットの成功と拡大
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初期の批判を乗り越え、現在は収益・人気ともに大成功。
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『ファイナルファンタジー』セットは初日で約296億円の売上を記録。
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今後も2026年に新たなUBセットが3種類リリース予定。
それでも根強く残る否定的な声
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スタンダードやモダンなど、対戦にUBカードの使用が不可避に。
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一部プレイヤーから「UBカードのないフォーマット」を求める声が上がっている。
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UBセットは価格が高く(通常セットよりMSRPが高い上、スカルパーによる高騰も)、経済的負担を感じるプレイヤーも少なくない。
スタンダードからの除外は「可能性」として存在
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デザイン責任者マーク・ローズウォーターは「UBがスタンダードに悪影響を及ぼしていると十分なデータで示されれば、対応を検討する」と発言。
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これはプレイヤーの声をもとに環境を調整してきたWotCの方針を継続する形。
それでも除外の実現は当面困難
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UB製品は販売・プレイ継続率の両面で優秀な結果を出しており、商業的観点から見てもスタンダードからの除外は合理性に乏しい。
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代替案として「UBフリーの新フォーマット」が考えられるが、こちらも現状では現実味が薄い。
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『スパイダーマン』などのUBカードも、今では多くの新規プレイヤーにとって「最初からMTGの一部」であり、違和感を持たれにくい。
まとめ:選択肢の多様化とプレイヤーの声に注目
「Universes Beyond」は当初の不評を乗り越え、今ではMTGの成長を牽引する重要なコンテンツへと変貌しました。
その一方で、根強い懸念や「クラシックMTGらしさ」を求める声も無視できません。
マーク・ローズウォーターが語ったように、スタンダードからの除外も「完全に不可能ではない」という柔軟な姿勢があることは、多様なプレイヤー層にとって朗報です。
とはいえ、当面は現状維持が濃厚。
今後の動向を決めるのはプレイヤーの声と、各セットの売上・環境への影響でしょう。Wizards of the Coastが引き続きプレイヤーと向き合いながら、柔軟にゲーム環境を整えていくことが期待されます。
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