MTGデザイナー、統率者戦開発の停滞を明らかに。 – マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:MTGデザイナー、統率者戦開発の停滞を明らかに。

 

 

 

 

2024年にウィザーズ・オブ・ザ・コースト(WotC)が統率者フォーマットを直接管理するようになってから、ちょうど1年が経過しました。
この間、大きな変化は少なく、論争を呼んだ禁止カードの継続や「括弧システム」の導入以外は目立った進展がありません。
その一方で、当初期待されていた「シルバーボーダー・プロジェクト」が頓挫していることが判明し、プレイヤーから落胆の声が上がっています。

要点まとめ

  • シルバーボーダー・プロジェクトとは?

    • 2024年半ばに旧統率者戦委員会が発表した構想。

    • 銀枠やアコーン(ジョーク要素を含む)カードを分類し、プレイ可能かどうかを3段階で整理する予定だった。

    • 公式に禁止・許可を変えるわけではなく、あくまで「ルール・ゼロ(事前合意)」を円滑にするためのガイドライン。

  • 当初の期待

    • 一部の銀枠カードはルール的にも問題なく機能し、魅力的な選択肢となり得る(例:「Surgeon General Commander」など)。

    • 明確なリストが整備されれば、合意形成がスムーズになり、プレイヤー間の不安を減らせると期待されていた。

  • 進展の停滞と失望

    • 大規模な禁止改定を経てプロジェクトは棚上げ状態に。

    • Gavin Verhey氏が2024年10月の配信で「優先順位が低く、将来的に再開するかもしれない」と発言。

    • しかし2025年現在、マーク・ローズウォーター氏が「誰も取り組んでいない」と回答し、事実上停止状態が明らかになった。

  • 停滞の背景

    • 「括弧システム」の導入など、WotCが優先すべき課題が多い。

    • 公式の会合や調整には時間がかかり、プロジェクトは後回しになっている可能性が高い。

  • プレイヤー側でできること

    • ルール・ゼロの合意を用いれば、現状でも銀枠カードを利用可能。

    • ルール上問題のないカード(例:「Chicken Egg」「Unglued」のダイス関連カードなど)は、すでに多くの卓で違和感なく運用されている。

    • 自主的に「使用可能リスト」をコミュニティで作成する動きが広がれば、プロジェクト再開の機運を後押しするかもしれない。

まとめ

WotCによる統率者戦直接管理から1年、環境は安定している一方で、新たな活性化策として期待されていた「シルバーボーダー・プロジェクト」は実質的に停止状態です。
現状ではプレイヤーがRule Zeroを通じて柔軟に対応するしかありませんが、もし公式が再びプロジェクトに取り組めば、遊びの幅が広がり、ジョークセットの再評価や新規「Un-Set」への道も開かれるでしょう。

今後の動きは未定ですが、少なくとも現段階では「銀枠カードの扱い」はコミュニティ主導で工夫していくことが求められそうです。

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