【MTGRocks】記事情報:MTGデザイナー、『黒枠』のUn-セットメカニズムは「かなり近い」と語る。


ユーモアあふれる「Un-セット」は、マジック:ザ・ギャザリング(MTG)の中でも型破りな要素を数多く生み出してきました。
そんな中、2017年の『Unstable』で登場した「宿主/拡張」メカニズムが、ついに本編(黒枠)セットへの採用に近づいているとの示唆がありました。
この記事では、その可能性と背景を解説します。
要点まとめ
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「宿主/拡張」メカニズムとは
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「宿主」クリーチャーに対し、「拡張」カードを手札からコストを支払って結合する仕組み。
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双方の能力が合体し、ユニークな効果を生む柔軟性が特徴。
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現在の「変容」と類似性が高く、既存のルール枠組みでの実現も視野に。
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本編採用の可能性と課題
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マーク・ローズウォーターによると「黒枠入りにかなり近い」と明言。
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ただし、「拡張」カードは単体では機能せず、リミテッド環境でのバランス調整が難しい。
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複雑さや学習コストの高さも、導入の障壁となっている。
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Un-セット由来の先例と潮流
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サイコロロールは元々『Unglued』で登場し、『フォーゴトン・レルム探訪』などで本編に逆輸入。
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「デッドプール」など、テキストボックスを奪うギミックも過去のUn-セットに由来。
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ユーモアや言葉遊びの要素も、近年の本編セット(例:『サンダー・ジャンクションの無法者』, 『ブルームバロウ』)に多数登場。
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プレイヤーの受け止め方と今後
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本編カードのトーンが以前より軽妙になりつつあり、「Un」的デザインへの耐性が高まっている。
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「宿主/拡張」は、テーマが適切であれば自然に受け入れられる可能性がある。
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次期大型セット『久遠の終端』以降の導入が現実味を帯びてきた。
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まとめ
かつてはジョーク専用とされていた「宿主/拡張」メカニズムですが、現在のMTGの柔軟なデザイン傾向や先例の増加を踏まえると、本編セットへの登場はもはや夢物語ではありません。
ローズウォーターが「かなり近い」と語るように、プレイヤーの受け入れ体制とテーマ設定が整えば、数年以内に現実化する可能性も。
ユーモアと戦略性を両立させたMTGの未来は、より自由で創造的な方向へと進化を続けています。
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