【MTGRocks】記事情報:MTGのベーグルが、意外なゼロマナデザイン変更を明らかに。



MTGには「Cheerios(シリアルの名前)」と呼ばれるゼロマナアーティファクト群に由来する愛称があります。
しかし、最新の配信でマーク・ローズウォーターが明かしたところによれば、今後はゼロマナアーティファクトが作られなくなる可能性が浮上しました。
今回公開された「Bagel and Schmear」がその象徴的な例です。
【要点まとめ】
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「Bagel and Schmear」の公開
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1マナで食物トークンとして出せ、1マナでカウンターとドロー、2マナで生け贄にしてライフゲインとドロー。
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指揮者戦では「Ragost, Deft Gastronaut」などの食物シナジーデッキでの採用が考えられる。
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リミテッドでは手軽なドロー源として有効だが、競技環境では力不足。
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カード名がプレイヤーの間で物議を醸し、ネタ的要素も強い。
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ゼロマナアーティファクト廃止の流れ
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当初は0マナでデザインされていたが、プレイデザインチームにより却下。
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ローズウォーターは「私たちはもうゼロマナアーティファクトは作らない」と発言。
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無料呪文は過去に環境を壊した実例が多く、設計の自由度を奪うリスクが大きい。
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「親和」系デッキにおける踏み台にもなりやすく、慎重な判断とされる。
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矛盾する存在「モックス・ジャスパー」
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今年発売の『タルキール:龍嵐録』で登場した0マナアーティファクト。
ドラゴンがいれば無償でマナを生む。 -
発売から約5か月で状況が変わった可能性や、神話レアとしての特例の可能性がある。
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現時点でゼロマナアーティファクトが完全に禁止されたわけではないが、再登場は難しいと見られる。
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今後の見通し
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スタンダードを中心に新カードが供給される現状、ゼロマナアーティファクトを再び投入するのは設計的に大きなリスク。
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2026年に予定される未発表の第7セットに望みがかかるが、モダン直結セットが廃止傾向にあるため見通しは不透明。
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「Cheerios」と呼ばれるデッキ群は、事実上存続の危機にある。
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【まとめ】
「Bagel and Schmear」は一見小さなカードに思えますが、ゼロマナアーティファクトを巡る設計方針の転換を示す大きなサインとなりました。
ローズウォーターの発言や過去の環境破壊の事例を考えると、今後「Cheerios」的なカード群は期待しにくい状況です。
「モックス・ジャスパー」のような例外がある一方で、ゼロマナの世界は徐々に幕を閉じつつあるのかもしれません。
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