【MTGRocks】記事情報:MTGプレイヤー、プレミアム土地のひどいデザインに失望。

昨年『ファイナルファンタジー』コラボで登場した土地カード「始まりの町」は、アンタップインしながら好きな色のマナを生み出せる点から、スタンダードからレガシーまで幅広いフォーマットで人気を集めている。
しかしその一方で、プレイヤー間ではある重大な懸念が高まっている。
それは、カードデザインとして「ターン数の追跡」を要求する点が紙のプレイ環境で問題を引き起こし始めているというものだ。
さらに近年のセットでは、この「追跡が難しい効果」が増加しており、デジタル寄りの設計が紙のMTGに悪影響を与えかねないと指摘されている。
要点まとめ
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「始まりの町」の最大の問題は「ターン数の追跡」
- カードの性能は魅力的だが、アンタップインするには「ゲームの開始から一定ターン以内」である必要がある。
- MTGには標準でターン数を記録する手段がなく、プレイヤーの記憶に依存する不安定な仕様。
- 競技シーンでも「本来タップインすべきタイミングでアンタップインしてしまう」誤りが発生している。
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本来なら避けるべきデザイン領域であることが指摘されている
- 16年前に登場した「ファストランド」は、ターン数ではなく「自分の土地の枚数」を参照するため追跡が容易だった。
- 「始まりの町」はこれをターン参照にしたことで、土地事故時にさらに不利を背負うためプレイ体験が悪化する場面もある。
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近年のMTGでは「追跡困難な永続効果」が増加傾向
- 『ローウィンの昏明』には、効果が永続するのに明確な記録手段がなく、場の把握が難しくなるカードが複数収録されている。
- 例:「ローウィンの主、オーコ」「口達者な一年生、アビゲール」などは、複数のクリーチャーに永続的な変更を加えるが、カウンターを置かないため見落としが起きやすい。
- デジタル(Arena)が自動処理してくれることを前提とした設計が紙にも持ち込まれている可能性が指摘されている。
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プレイヤーが取れる暫定的な対策
- 「始まりの町」:最初の4ターンだけでもダイスやメモでターン数を記録する。
- 永続効果カード:色分けしたカウンターを用意し、影響を受けたカードに物理的な目印を残す。
- ただし、これらは完全な解決策ではなく、相手のカードまでカバーできないケースも多い。
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今後への懸念
- 追跡困難なデザインが増えると紙のMTGでは管理が破綻しやすくなり、ルール違反や不正の温床にもなりかねない。
- デジタルの利便性が紙環境へ過剰に持ち込まれれば、プレイ体験の乖離が進む可能性がある。
まとめ
「始まりの町」は性能面では優秀で、幅広いフォーマットで採用される魅力を持っている。
しかし、ターン数追跡を要求する設計は紙のMTGにおいて扱いづらく、ミスを誘発しやすい欠点が浮き彫りになっている。
また近年のセットでは、永続効果なのに記録手段がないカードが増え、追跡問題がさらに拡大している。
プレイヤー側でダイスやカウンターを用いて補うことは可能だが、根本的な解決にはウィザーズ側のデザイン改善が不可欠だ。
デジタルと紙のゲーム体験の差が広がりすぎないよう、今後のセットでどのような方向性が取られるのか注目される。
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