【MTGRocks】記事情報:MTGプレイヤー困惑─「ほぼ機能する」19年前のクリーチャーとは?
マジック:ザ・ギャザリング(MTG)の魅力の一つは、その圧倒的なカードの多様性と複雑なルール設計にあります。
そんな中、特異な効果を持つことで、裁定の悪夢と化しているカードがあります。
それが「氷河跨ぎのワーム」。
2006年の『コールドスナップ』で登場したこのカードは、独自のルール干渉をもたらす存在として、今再び注目を浴びています。
要点解説
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「氷河跨ぎのワーム」は、ライブラリーを検索中にライブラリーから唱えるという唯一無二の効果を持ち、MTGの基本ルールの枠を逸脱している。
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通常、カード効果の解決中には他のアクションを挟めないというルールがあるが、このカードはその原則を無視しており、根本的なゲーム構造との整合性が取れない。
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「ミリキン人形」や「帰還した探検者、セルヴァラ」など、他のカードと組み合わせた際にゲーム上の不正状態や処理不能な状況を生み出す恐れがある。
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マーク・ローズウォーターはBlogatogにて、「このカードはルール内で完全に機能しない」と認め、将来的にこのような設計は行わない方針であると表明。
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コミュニティでも大半が否定的で、「このような設計は複雑性を増すだけ」「再登場しない方が良い」との意見が多数を占めている。
まとめ
「氷河跨ぎのワーム」は、そのユニークな能力によってルール設計の限界に挑戦した存在と言えますが、実際にはゲーム体験を混乱させる要因となっています。
プレイヤーやデザイナーの見解が一致しているように、奇抜さよりも整合性とプレイアビリティがMTGにおいては重視されるべきです。
このようなカードが再び登場する可能性は低く、ルールとの調和を図った設計が今後も求められるでしょう。
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