【MTGRocks】記事情報:MTGプレイヤーが新たなスタンダードの定番カードの禁止を要望。



2025年のスタンダード環境はかつてない盛り上がりを見せている。
ウィザーズ・オブ・ザ・コーストは主要大会の開催や製品展開に力を入れており、今年はユニバース・ビヨンドを含む6つの大型セットが登場予定だ。
特に『タルキール:龍嵐録』から登場した「コーリ鋼の短刀」は、新たなアーキタイプ「イゼット・果敢」の核となり、メタゲームに急激な変化をもたらしている。
【要点解説】
■ コーリ鋼の短刀の特徴と懸念
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「コーリ鋼の短刀」は速攻とトランプルを与える装備品。疾風能力により毎ターン修行僧トークン(1/1、果敢持ち)を生成できる。
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装備コストを自動で支払うため、新しく生成されたトークンが即座に戦闘に参加できる。
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この能力を軸とした「イゼット・果敢」は、現在スタンダードの24%以上のメタシェアを占めており、他のアーキタイプを圧倒している。
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Redditでは「環境の窓ガラスを粉々にした」と例えられるほど、その存在感は際立っている。
■ 実際の環境内での位置づけ
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トップメタである一方、「ジェスカイ・コントロール」、「黒単・デーモン」、「アゾリウス・全知」といった他のデッキも大会で優勝しており、一強というわけではない。
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多様なアーキタイプが結果を出していることから、「コーリ鋼の短刀」が過剰に支配的とは言い切れない。
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プレイヤーの間でも「強いが禁止にするほどではない」とする意見が多い。
■ 禁止の可能性とウィザーズの方針
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スタンダードでの禁止措置は非常に慎重であり、緊急禁止はほとんど前例がない。
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直近の禁止改訂では予想されていた「巨怪の怒り」や「豆の木をのぼれ」も対象外となり、変更なしに留まった。
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次回の禁止発表は6月30日。ローテーション前の最後のタイミングとなるが、ウィザーズはローテーションによる自然な変化を待つ可能性が高い。
■ 対抗手段と今後の展望
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すでに「真昼の決闘」といった対策カードが採用され始めており、プレイヤーは「イゼット・果敢」への対応策を模索している。
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今後登場する『ファイナルファンタジー』セットや、ローテーション直後の『久遠の終端』がメタを変える可能性も高い。
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特に「一時的封鎖」がローテーションで失われることにより、軽量トークン展開デッキに対する耐性が下がる懸念もある。
【まとめ】
「コーリ鋼の短刀」は、その圧倒的な展開力とシナジーによってスタンダード環境を一気に塗り替えたカードだが、現時点では「禁止」されるまでには至っていない。
確かに強力ではあるが、他のアーキタイプも依然として活躍しており、対策も進みつつある。
6月末の禁止改訂やローテーション後の新カードによって環境がどのように変化するかが、今後の焦点となるだろう。
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