MTGプレイヤーたちが物議を醸す31年前の「サマー・マジック」セットを発掘。 – マジック:ザ・ギャザリング

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【MTGRocks】記事情報:MTGプレイヤーたちが物議を醸す31年前の「サマー・マジック」セットを発掘。

 

 

 

 

マジック:ザ・ギャザリング(MTG)には30年以上の歴史があり、その中には一般には知られていない興味深い逸話が数多く存在します。
中でも、1994年に極秘的に制作され、表舞台にはほとんど出なかった幻のセット「サマー・マジック」は、長年にわたりマニアの間で語り継がれる謎多き存在です。
最近、再び話題となったこのセットについて、その経緯と影響を振り返ります。

要点解説

  • 「サマー・マジック」は修正版の『リバイズド』セット
    1994年に『リバイズド』セットの印刷ミスを修正するために、社内コード名「Edgar」として制作。
    より鮮やかな印刷、誤ったイラストの修正、ペンタグラムの除去が目的だった。
    一部ブースターパックにのみ投入され、スターターには未使用。

  • 修正されたはずが新たなミスを多数含む
    例:「セレンディブのイフリート」は今度は正しい枠色だったが、「ハリケーン」は緑のカードなのに青い枠に誤印刷。
    「恐怖」や「魔術師の女王」など黒のカードは色が濃すぎて視認性が低下。
    「悪魔の教示者」には依然としてペンタグラムが残るなど、完全な修正には至らなかった。

  • 全体の流通は非常に少なく、幻のセットに
    Wizards of the Coastは全印刷分を回収・廃棄したが、一部が市場に流出。
    このため、非常に希少性が高く、現在ではコレクター市場で高値を付けるカードが多い。
    例:青枠「ハリケーン」は約110万円で取引されることも。

  • 価格操作の疑惑も浮上
    Redditでは「サマー・マジックの市場は操作されているのでは?」との投稿も。
    出回っているカードが少ないため、一部のコレクターが価格を操作している可能性が指摘された。
    ただし、eBayでは複数の出品者から販売履歴があり、必ずしも独占されているとは言えない。

まとめ

「サマー・マジック」は、修正のために制作されたにもかかわらず新たな問題を生み、Wizardsが回収した幻のセットです。
しかし、その希少性と製造背景から、今ではコレクター垂涎のアイテムとして語られています。
その存在は、MTGの歴史の奥深さと、カード1枚に詰まった物語の重みを象徴していると言えるでしょう。
今後も、こうしたアーカイブが再び注目されるたびに、MTGというゲームの文化的価値が再認識されていくに違いありません。

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