【MTGRocks】記事情報:MTGプレイヤーが約14,200円のデジタル統率者デッキに反対。



マジック:ザ・ギャザリング(MTG)は、遊ぶのに多くの費用がかかることで知られている。
紙のフォーマットでは、デッキ構築に数万円から十数万円かかるのも珍しくない。
一方で、デジタル版であるMTGアリーナは比較的安価に遊べる環境が整っており、時間と工夫次第で無課金でも十分楽しめるとされている。
しかし、2025年4月末にリリースされた『タルキール:龍嵐録』の統率者デッキに関しては、その価格がプレイヤーの間で大きな物議を醸している。
特に「アリーナ版構築済みデッキが約14,200円もする」という現実に、多くのユーザーが疑問と不満をぶつけている。
構築済みデッキ価格に関する主な論点
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アリーナ上の価格設定
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『タルキール:龍嵐録』統率者のデジタル版構築済みデッキは、最安で約14,200円、高いもので約17,000円。
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所有しているカードに応じた「重複割引」があるため、実際には約7,100円程度で購入できるケースもあるが、それでも高額。
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紙の構築済みデッキとの比較
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物理カード版は約6,400円で販売され、10枚の新規カード、両面トークン、サンプルパックなどが付属。
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紙のカードは売買やトレードが可能だが、アリーナでは不可能。
資産としての価値がない点も指摘される。
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MTGアリーナのワイルドカード経済
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アリーナでのワイルドカード価格は、レア1枚につき約355円、神話レア1枚で約710円。
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例えば26枚のレア+7枚の神話レアで構成される構築済みデッキは、理論上は約14,200円分の価値があるとされるが、根本的に価格設定が高いという声も多い。
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プレイヤーの反応と批判
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SNSやRedditでは「紙の方が安い」「デジタルカードにこの価格は理不尽」といった批判が多数。
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特にカードの再利用性がないアリーナでは、使わないカードにも料金が発生することに不満が集中。
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改善の余地と今後への提案
現在のアリーナ構築済みデッキの価格は、特に初心者や無課金・微課金層にとって大きな障壁となっている。
しかし、ウィザーズがこのモデルを維持したいのであれば、以下のような改善策が検討されるべきだろう。
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内容を強化する
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デッキに含まれるレア・神話レアの枚数を増やす。
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紙のデッキと同様に、10枚の新規カードや人気再録カードを含める。
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価格の見直し
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構築済みデッキとしての利便性を維持しつつ、価格を段階的に調整する。
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特定のイベントやシーズンごとの割引販売を導入。
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プレイヤーとの信頼回復
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MTGアリーナ経済の透明性を高め、長年のプレイヤーが納得できるような価値の提供を目指す。
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まとめ:今のままでは「買う価値なし」の声が多数
今回の構築済みデッキ価格設定は、あくまで既存の価格モデル(ワイルドカードの換算価値)に基づくものであり、運営側から見れば整合性があるとも言える。
しかし、プレイヤーの心理的には、紙より高く、再販価値もないデジタル製品に1万円以上支払うことは、どうしても納得できないというのが現実だ。
実際、これらの構築済みデッキは「絶対に買わなければならない」ものではない。
多くのプレイヤーはこの価格に苦笑し、無視する選択を取るだろう。
それでも、もしウィザーズがこのフォーマットを続けたいのであれば、より良い内容か、より適正な価格、あるいはその両方を提示する必要がある。
現状では、「高すぎる」「割に合わない」と言われて当然の価格設定であり、今後の改善に注目が集まっている。
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