MTGヘッドデザイナーが没になったタイムトラベルセットの詳細を明らかに！ – マジック：ザ・ギャザリング

『マジック：ザ・ギャザリング』は30年以上の歴史を持ち、数多くのクリエイティブなセットが存在します。
それぞれの次元は独自のファンタジー世界であり、豊かな詳細とキャラクターが魅力です。
しかし、これまでに見たことのない次元も多く存在します。
MTGのヘッドデザイナー、Mark Rosewaterは、かつてタイムトラベルをテーマにした3つのセットが計画されていたことを明らかにしました。
この記事では、その未実現のセットについて探ります。

要点解説

• Friends, Romans, Countrymen

  • 概要: ローズウォーターがブログ投稿で明かしたところによると、かつてのテーロスブロックの計画には3つのニックネームが付けられていました。それが「Friends」、「Romans」、「Countrymen」です。
  • 内容: 初期のセットは先史時代、中期のセットは中世、最後のセットは未来を舞台にしており、同一の世界を異なる時代を通じて描くという壮大なビジョンがありました。
  • 実現しなかった理由: 2013年当時のウィザーズ・オブ・ザ・コーストでは3つの異なる世界を創り出すリソースが不足していたため、この計画は見送られ、代わりにテーロスが作られました。

• A Living Legacy

  • 概要: 未実現のタイムトラベルセットのアイデアは完全に消え去ったわけではなく、他のセットに部分的に引き継がれました。
  • イクサラン: 2017年にリリースされたこのセットは恐竜をテーマにしており、先史時代のテーマの一部を反映しています。
  • 神河：輝ける世界: 2022年にリリースされたこのセットはサイバーパンクのテーマを持ち、未来的な要素を取り入れています。
    具体的なデザインが直接受け継がれたかは不明ですが、ローズウォーターが計画した「Countrymen」の未来的なセットのビジョンをある程度反映しています。

• Chronological Comeback?

  • 現状: 現在のマジックではブロックが廃止され、各セットが独立してリリースされています。
    このため、3つの時代をテーマにしたブロックの実現は難しい状況です。
  • 将来的な可能性: ウィザーズ・オブ・ザ・コーストの規模が大きくなった現在では、リソース的には実現可能かもしれませんが、現在のマジックのリリース方針と相容れない部分があります。
  • 代替案: 「Chrono Trigger Universes Beyond」のリリースや、時代ごとに1つのコマンダーデッキを作るといった形での実現が考えられます。

まとめ

『マジック：ザ・ギャザリング』の歴史には、実現しなかった壮大な計画も数多く存在します。
タイムトラベルをテーマにした3つのセットもその一例です。
しかし、この未実現のビジョンは完全に消え去ったわけではなく、一部の要素が他のセットに引き継がれました。
現在のマジックのリリース方針では実現が難しいかもしれませんが、将来的には別の形で再び日の目を見る可能性もあります。
ファンとしては、その日を期待して待ちたいところです。