【MTGRocks】記事情報:MTG史上最悪セットの約126円の生け贄装置が複数の無限コンボを生み出す。

MTGの33年の歴史には“最低セット”と揶揄される作品がいくつかあるが、その代表格が1995年の『ホームランド』だ。
極端な低パワーと奇妙なデザインで長年ネタにされ続けてきた。
しかし、どんなセットにも一筋の光はある。
今回は、その中でも意外すぎる無限コンボを秘めたカード「Black Carriage」に注目する。
要点解説
● 「Black Carriage」は単体ではほぼ使われない弱カード
- マナ総量5、アップキープにのみ起動できる生け贄能力、かつ効果自体はメリットなし。
- モダンな生け贄装置(「臓物の予見者」、「ファイレクシアの供犠台」)と比較すると圧倒的に非効率。
- そのため長く“使われないカード”扱いだった。
● しかし「アンタップ条件」を悪用すると無限コンボへ変貌
「Black Carriage」は「生け贄に捧げるとアンタップする」テキストがある。
この一文が強烈な悪用を可能にしている。
【代表的な無限コンボ例】
-
「Black Carriage」 + 「精霊術の熟達」
- アップキープにアンタップ → Carriageに付与した「精霊術の熟達」で4体の速攻トークンを生成
- そのうち1体を生け贄に捧げてCarriageがアンタップ
- 繰り返すと「速攻トークン無限生成」という簡単な勝利手段に。
-
「ゴンドの存在」 / 「欠片の双子」 でも無限誘発が可能
- 生け贄→アンタップ→トークン生成→生け贄のループ。
- トークンは即攻撃できないが、「血の芸術家」などの誘発源で勝利可能。
● 墓地利用型の複雑な無限コンボも存在
次の4枚で成立する“オタク仕様”コンボも強烈。
- 「血の儀式司、ウィスパー」
- 「マリオネットの達人」
- 「壊死のウーズ」
- 墓地にある「Black Carriage」
手順要約:
- 墓地に「血の儀式司、ウィスパー」、「マリオネットの達人」、「Black Carriage」を置く。
- 「壊死のウーズ」を出すと、それらの起動能力をすべてコピー。
- 「壊死のウーズ」の起動でクリーチャー2体を生け贄 → 「マリオネットの達人」をリアニメイト → トークン3体生成。
- トークン1体を生け贄にして「壊死のウーズ」をアンタップ(「Black Carriage」能力)。
- 「マリオネットの達人」自身も生け贄 → 再び墓地へ。
- トークンで「壊死のウーズ」の再起動 →「マリオネットの達人」復活 → 繰り返し。
- 「マリオネットの達人」のドレイン能力で相手が削り切れる。
● 弱カードでも“奇妙で面白いコンボ”の核になり得る
- コンボはいずれも奇抜で、対戦相手が予期できないためサプライズとして非常に強い。
- 『ホームランド』産カードにもクリエイティブな活用先が存在することを示す好例。
● 統率者戦での採用価値
- いわゆる「アリストクラッツ」や「コンボ特化デッキ」で独自性を出したいプレイヤーに向く。
- 採用者が少ないため対戦相手の対応も遅れやすい。
- 他の強力カードで代替しづらく、構築のオリジナリティを出しやすい。
まとめ
「Black Carriage」は、単体では明らかに弱い旧時代の遺物だ。
しかし「アンタップ条件」を軸にしたコンボ構築では、無限ループから一撃必殺まで幅広く活躍するポテンシャルを秘めている。
MTG史上最低セットと揶揄される『ホームランド』でさえ、掘り下げれば思わぬ宝が眠っている。
個性的なアリストクラッツデッキや意外性のある統率者プランを求めるなら、この奇妙な黒い馬車を試してみる価値は大いにある。
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