【MTGRocks】記事情報:MTG最新発表で、議論を招くクロスオーバーが遠のく。



マジック:ザ・ギャザリング(MTG)は「ユニバース・ビヨンド」企画を拡大し、多くの人気IPとのコラボを展開しています。
しかし、すべてのIPが対象になるわけではなさそうです。Wizards of the Coast(WotC)が発表したチャリティ配信「Trans Lifeline 支援イベント」は、ある種の“線引き”を示すものとして注目を集めています。
要点解説
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チャリティ配信の開催
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日時:10月4日午前10時(PT、日本時間では翌5日午前2時)。
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配信先:twitch.tv/magic。
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内容:MTGやD&Dを題材にした長時間の配信(午後6時頃まで)。
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寄付額に応じた特典あり:
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約3,675円でデザイナーへの質問。
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約7,350円で開発や物語に関する解説依頼。
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約36,750円でクリエイティブや環境デザインの詳細解説。
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支援の意義
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「Trans Lifeline」はトランスジェンダー支援の非営利団体。
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MTGの人気YouTuber「The Professor」も過去に支援活動を行い、約8,528万円を募金。
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WotCが公式に支援を表明することで、プレイヤーコミュニティへの姿勢を明確にした。
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“線引き”としての意味
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現在の政治・社会情勢の中で、トランスジェンダー支援を公に行うことは強いメッセージ。
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特に懸念されていたのが「ハリー・ポッター」とのコラボ。
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原作者J.K.ローリング氏が反トランス的発言を繰り返しているため、MTGとのコラボはプレイヤー離れを招く可能性が大きい。
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今回の支援表明により、少なくとも現時点では「ハリー・ポッター ユニバース・ビヨンド」は実現困難と見られている。
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懸念点
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WotCや親会社ハズブロが公式に「ハリー・ポッターとコラボしない」と断言したわけではない。
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理論的には、十分な金額が提示されればプロジェクトが進行する可能性もある。
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ただし、プレイヤーの離反による損失の方が大きいと考えられるため、実現は非現実的と推測される。
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WotCの姿勢
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MTGやD&Dは長年にわたり「共生的」な文化を築いてきた。
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今回のチャリティ配信はその姿勢を再確認させるものであり、コミュニティの信頼感を高めている。
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まとめ
WotCが開催する「Trans Lifeline 支援配信」は、単なるチャリティ以上の意味を持っています。
今回の取り組みは、トランスジェンダーを含む多様なプレイヤー層を大切にするという強い姿勢を示すものであり、同時に「どのIPとコラボすべきか」という線引きの表明とも受け取れます。
懸念されていた「ハリー・ポッター」コラボは、プレイヤー層を分断するリスクから現実的ではなくなりつつあります。
今後もWotCがインクルーシブな文化を守り続けることで、MTGは多様なファンに支えられた健全な発展を続けていくでしょう。
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