【MTGRocks】記事情報:MTG 『アバター 伝説の少年アン・ジャンプスタート』:祭殿戦略を競技レベルに引き上げる新統率者。

『Magic: The Gathering(MTG)』の新セット『アバター 伝説の少年アン・ジャンプスタート』で登場した新たな伝説的クリーチャー「森の守護者、ヘイバイ」が、長年カジュアル寄りとされてきた「祭殿」戦略に競技的な可能性をもたらしました。
従来の祭殿デッキは動きが重く、環境で活躍することは稀でしたが、今回紹介する構築は祭殿をサブテーマに据えたコントロール型で、デュエルコマンダーイベントで優勝するという快挙を達成しました。
要点解説
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祭殿戦略の課題と新アプローチ
- 祭殿は複数枚並べることで真価を発揮するが、過去のデッキは展開が遅く競技シーンでは不向き。
- 「森の守護者、ヘイバイ」は4マナで登場し、戦場に出た際にランダムな祭殿を直接場に出す能力を持つ。
- これにより、従来の「重いエンチャントを手札から唱える」問題を解消。
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キーカードと戦略
- 最強の祭殿は「万物の聖域」。
毎ターン祭殿をサーチできるため、引ければ爆発的なアドバンテージ。 - 「風見の本殿」「静かな水の聖域」はカードドローで長期戦に強く、「激憤の本殿」は戦闘不要で勝利可能。
- 「森の守護者、ヘイバイ」自身が4/4のボディを持ち、攻撃を防ぐ役割も果たす。
- 最強の祭殿は「万物の聖域」。
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コントロール要素の充実
- デッキには44枚ものインスタント・ソーサリーが採用され、除去・打ち消し・全体除去を完備。
- 「剣を鍬に」「四肢切断」などの軽量除去で序盤を耐え、「神の怒り」系で盤面をリセット。
- 打ち消しは「対抗呪文」「ドビンの拒否権」に加え、全色対応の「回避行動」なども活用。
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柔軟性と弱点
- 多様な妨害手段でほぼ全てのマッチアップに対応可能。
- ただし、攻撃性能は低く、統治者やイニシアチブを奪われると不利。
- 「ゴンドールの王、アラゴルン」や「溺神の信奉者、リーア」など、テンポを奪う相手には苦戦。
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コスト感覚(参考価格換算)
- 「森の守護者、ヘイバイ」:約550円
- 「万物の聖域」:約314円
- 「風見の本殿」:約236円
- 主要カードを揃えるだけなら、祭殿関連は合計約1,570円と比較的安価。
まとめ
祭殿戦略は長らくカジュアルの象徴でしたが、「森の守護者、ヘイバイ」の登場で状況は一変しました。
祭殿を軸に据えつつ、強力なコントロール要素を組み込むことで、デュエルコマンダー環境でも十分戦えるデッキが誕生。
エンチャント除去が少ない現環境では、祭殿の継続的なアドバンテージが脅威となります。
もし「万物の聖域」を競技で使う夢を見ていたなら、今こそそのチャンスです。
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